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算数ノートの使い方

増本真一

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数年前に「東大生ノート」や「できる子のノート」など、本や雑誌で取り上げられ、
話題になったことがありました。

ちなみに、お子さんのノートはどうなっているか、ご覧になったことがありますか?

てらこやの生徒さんの算数のノートを見ると、本当に多くの子が、
答えだけをノートの上のほうから順に、隙間なくびっしりと書いています。

なぜかお子さんは、詰めて書いて、ノートを節約しようとします。
私たちは、そのびっしり書かれたノートを「けちけち大魔王のノート」と
呼んでいます。

これでは、先生も、どこに何が書いてあるかさっぱりわかりません。
間違った答えを書き直したり、アドバイスを書いたりしようにも、
全く余白がないので書きこむことすらできません。

先生でさえ、見るだけでもうんざりするようなノートだと、
当然本人も答え合わせするのも嫌になります。

また、途中計算をノートのあちこちに書きちらし、
自分でもどの式で解いたのかわからなくなっています。

このようなノートを使っていると、
答え合わせが面倒になり、問題を解くことに満足するだけで、
やりっぱなしのままになります。

自分の何が原因で間違えたか、追跡もできません。

ただやみくもに算数の問題を解いているだけでは、
算数ができるようにはなりません。

問題を解く目的は、
自分は、どこの何ができなかったのか、
何に気をつけなくてはいけなかったのか、
を学ぶことです。

算数のノートは、もったいないようですが、ぜいたくに使ってください。
できれば1ページのノートの半分に線を引き、右半分は計算スペース、
左半分に式と答えを書くようにするとよいでしょう。
間違ったときに、何が原因かを追究できるようになります。

そして、これは、他の教科についても同じことが言えます。
ノートを上手に使えるようになると、不思議と成績も上がってきます。
少し意識して、上手なノートの使い方を工夫してみてください。

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増本真一
専門家

増本真一(塾講師)

算数パズル教室 てらこや

入試や社会で求められる、「思考力」「言語表現力」「問題解決力」を独自の学習プログラムで育成しています

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