想いをを叶える家づくり。第2章 ~その「壁」を「安心」に変える、新しいカタチ~
第3章:透明性ゆえに見える、「追加費用」という見えない不安。
オープンシステムは、工事費の透明性が高く、自分の希望通りに家づくりが進められる画期的な仕組みです。しかし、すべてが順風満帆というわけではありませんでした。
お客様と深く向き合う中で、私はオープンシステムが抱える、ある「欠点」とも言える問題に直面しました。
それは、「諸リスクと情報不足から生じる、お客様の不安」です。
分離発注であるオープンシステムでは、一般的な契約では見えにくいリスクが、お客様の負担として直接見えるようになります。
具体的には:
1.建築資材の急激な価格高騰
2.悪天候による工期の遅延
3.不確定要素による予算超過
これらは、分離発注である以上、発生したコストがそのままお客様に直結します(一式請負契約の場合は予算超過を請負側が背負うことや悪質な場合は上乗せ見積の場合も)。実際にお客様からも、このような切実な声をいただいたことがあります。
「他社では物価高騰の影響で見積りが出せないと言われた。結果提出された見積りもかなり高く予算計画がやりづらい」
「急激な価格上昇時には請求額が増える旨の補足があったが、どの程度増えるか分からず不安だった」
一般的な契約では、原材料費上昇等のリスクに備え、経費の10%〜15%を固定計上。具体的な制度説明はなく、実際にリスクが発生しなくても返金しないのが通常です。
私は「住まいのコンシェルジュ」として、限られた予算でも決して「そのプランはできません」とは言わず、常に代替案をひねり出してきました。だからこそ、このお客様の「見えない不安」を放置することはできませんでした。
透明性は素晴らしいけれど、その透明性ゆえにお客様に不安を与えてしまう。どうすれば、本当の意味で安心して、お客様が主役の家づくりを楽しんでいただけるのか。私の新たな挑戦が始まりました。


