留学で英語力は伸びるのか?(1)
みなさん、こんにちは。井上直美です。
最近やたらとグローバル社会という言葉を見たり聞いたりします。
日本も、遅ればせながらグローバル社会に向けて頑張っていこう!
ということですね。
グローバル社会に求められるスキルは、
もちろんたくさんあると思いますが、
まずは、英語力です。
現代の世の中では、ビジネスでも研究でも
英語が世界の共通語になっています。
それは、もう変えられない事実です。
それでは、どのような英語力が求められているのでしょうか?
とても抽象的な表現ですが、
「世界に通用する英語力」という言葉もよく見かけます。
う~ん、何だかよくわからないですよね。
ひとつの指針として、
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages/ヨーロッパ言語共通参照枠)
を参考にするといいです。
これは、世界の英語力の基準が示されていて、
自分の英語力がどのレベルなのかが、よくわかるようになっています。
A1/A2/B1/B2/C1/C2とレベルが上がっていきます。
一番上のレベルはC2になります。
さらに、英語の資格試験との対照表を見ると、
それぞれの試験のスコアと英語力のレベルが一目でわかります。
気をつけないといけないのは、
あくまでも4技能を測る試験でないと
この基準にはあてはまらない、ということです。
たとえば、英検ですが、
準1級以上になるとライティングの問題もありますが、
リスニングと筆記中心の試験です。
ですので、英会話に関しては、この基準に達しているとは思えません。
また、TOEICも、実は、4技能を測る試験なのですが、
ほとんどの日本人は、リスニングとリーディングしか受験しません。
TOEICがほぼ満点なのに、
全く英会話ができません、という人が存在するのです。
ですので、IELTS/TOEFLの試験をお勧めします。
これらの試験で、B2に達したら、
充分に英語でコミュニケーションできるようになります。