虫歯予防をしよう!④
こんにちは。今回は酸蝕症についてのお話をしたいと思います。
酸蝕症とは、酸によって歯の表面が溶かされてしまう疾患のことです。飲食物由来の酸(清涼飲料水、柑橘
類、酒類、酢など)、反復性嘔吐、摂食障害(拒食症、過食症)胃食道逆流症などが原因となります。
虫歯は細菌の出す酸によって歯が溶かされる病気ですが、酸蝕とは口の外から入ってきた酸や身体の中か
らの胃酸によって歯が溶ける病気です。
【酸蝕症の予防法】
・酸性が強い食品をだらだら食べたり飲んだりしない。過剰に摂らない。
・寝る前に酸性が強い食品を摂らない。
・酸性食品を摂った後は、お茶やお水などの中性飲料で口をすすぐ。
・嘔吐をよくする人は、嘔吐を控える。
・虫歯の予防法に準じて、食事時間の工夫やフッ素の利用をする。
・日頃からよく噛んで食べたり、キシリトールガムを噛む。(一口30回しっかり噛むと、唾液の分泌
が促進され、歯の再石灰化が進むので、一時的に溶けた歯はすぐに戻り、酸蝕症になるのを防ぐ。)
日頃のお口のケアを怠ると、歯を失うことにつながります。歯の本数が減ると咀嚼能力が低下してしま
い、しっかり噛むことができなくなります。虫歯や歯周病になる前に、定期検診を受けましょう。そし
て、バランスの良い食事を心がけましょう。