公立高校推薦入試で内申点を上げるには
大分県公立高校の入試では、数学が難しいです。ここで難しいという意味は、点数が取りにくいということです。他県に比べると、数学の難易度が高いように感じます。中3生が受験する実力テストにおいても、数学の点数が低い傾向にあります。
難しいとはいえ、上位生には解ける問題です。中位以下の生徒にとっては特別難しく感じるでしょう。
こういうことを踏まえて考えると、進学高を希望する生徒は、数学のできが勝負の分かれ目になります。だから、日田高校受験生は、数学の点数を1点でも上げるように数学の得点力を強化することが必要です。
この時期からは中3生は過去問に取り組むでしょう。過去問をやってみるとわかりますが、大問1は、プレゼント問題です。基礎的な計算問題なので、短時間で楽勝で解けなければなりません。進学高受験者がここでもたついていては話になりませんから。
得点力を上げるのは大問2以降です。大分県公立高校入試の数学でよく出題されるのは、連立方程式、一次関数と2乗に比例する関数の融合問題です。このあたりの小問の得点力を上げることがポイントになります。ここでも、一番基礎的な問いである小問1が楽勝でなければ話になりません。小問2以降は応用問題になり、難しくなります。難しいといっても、日田高に行きたい生徒は、これぐらいの問題を解けないと、高校に入った後ついていけません。
図形問題も必ず出ます。図形は中2で習う内容が多いです。平行と合同、二等辺三角形、直角三角形、平行四辺形の単元について、教科書の基本事項は完璧に覚えていますか。中1で習った立体図形の体積と表面積もよく出ます。教科書をやり足りていない生徒が多いように思われます。今月中にそのあたりを仕上げておくとよいですね。
日田高校に行きたい中学3年生は、これまで受けた実力テストをよく復習して、数学の得点力の強化に取り組んでください。