【庭師が解説】後悔しないシンボルツリーの選び方と、おすすめの庭木を紹介【豊後大野市】
マイホームを建てる際、住宅と外構、それぞれの予算の見通しを立ててから、工事に踏み切るものです。
ところが、いざ始めると「浴槽をもっと上のグレードにしたい」「パントリーを作りたい」と希望が増え、住宅分の予算をオーバー。そして、外構に使うはずだったお金を回してしまう…ということはよくあります。
今回は、新築時に外構で後悔を生まないために、何をどこまで作り込むべきなのか。
私なりの考えをお話しします。
新築外構で後悔しやすいポイントとは
まず、限られた予算で外構全体に手を広げようと考えるのは、おすすめできません。
たとえば、とりあえずコンクリートを張ってしまうこと。見映えは良くなりますが、数年後にカーポートを作ろうとしたとき、想像以上にコンクリートの撤去費用がかかって驚いたという声を耳にします。
特にやりがちなのが、駐輪場や倉庫スペースを確保し忘れてしまうことです。新築当初は自転車に乗らなかったとしても、お子さんが成長し、自転車通学が必要になるケースもあります。
外構づくりは雑談から。人と話すことで、気づきが生まれる
私たちは打ち合わせの中で、必ず家族構成をお伺いします。私自身も小さい子どもがいるので、アイスブレイクのネタにもなりやすいのです。
「お子さんは5歳なんですね。数年経ったら自転車で遊びに行くようになりますね」
「このあたりに空きスペースを作っておけば、車に干渉せずに自転車を出し入れできるのではないでしょうか」
雑談の流れでこんな提案をしてみると、ハッとした表情を浮かべる方もいらっしゃいます。庭に限らず、誰かと話すことで気づきが得られたり、ニーズが引き出されたりすることはよくあります。
外構工事の考え方|こだわる部分だけ作り込み、費用を抑える
私がおすすめしているのは、こだわりたい部分は丁寧に作り込み、残りの部分にはあまり手を入れず余白を残す、という手法です。費用も抑えやすくなります。
アメリカンな雰囲気の住宅なら、目が留まりやすいアプローチに幾何学模様のブロック(Dotcon+)を配置した、シャープかつ遊び心のある仕上がりに。
おしゃれな花壇は欲しいけど管理の手間はかけたくない、そういったお客様には石材や手がかかりにくい植物を使ったロックガーデンなどをご提案いたします。
このように要所で“見せ場”を作りつつ、他の場所は最低限の工事に留めます。たとえば、雑草を生やしたくなければ、工事が楽で費用も安い「カタマSP」という簡易舗装を提案することが多いです。歩きやすさと耐久性を備え、見た目もシンプル。解体も比較的容易です。
イメージは、街づくりゲーム。一気に全体を整えるより、手前から少しずつ作り込んでいく方が、完成度の高い仕上がりになります。
とはいえ、ある程度の予算を確保していただいた方が、選べる材質は増え、統一感も出やすいでしょう。広さにもよりますが具体的には350万程度を見ていただけると、安心かと思います。
水はけとデザイン性を叶える「Dotcon+」について
ハウスメーカーの外構業者には、できる施工に限りがある
こうした提案は、ハウスメーカーが委託する外構業者ではできない場合があります。メーカーとの契約や外注費の都合上、施工がパッケージ化されていることが多いのです。
対応できる施工の幅が決まっているため、ライフスタイルや土地の特性に合わせた提案は難しくなります。ですので、まずはオーダーメイドの施工ができる外部の専門業者の意見も聞いてほしいと思います。
家づくりという大仕事を終え、外構決めでは気力が尽き果て、提案されるがまま施工を決めてしまいたくなる気持ちも分からなくはありません。
ですが、外構は住宅という「絵」を囲む「額縁」のようなもの。高価なマイホームを彩るフレームを適当に決めてしまうのは、もったいないのではないでしょうか。
加えて、外構は完成したら終わりではなく、暮らしとともに育てていくものです。その土台を「パッケージから選ぶ」のではなく、「10年先を考えてくれる人」と一緒に作り上げてほしいなと思います。
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