調子を出していこう!
試験日から実に20日。
ついに「先生、来年から○○市役所で働きます!」
と、嬉しい電話を受けました!!
大分県内の某市役所の採用試験は10月最後の日曜日でした。
万全の準備で臨んだTさん(女性)は手応えは感じたものの、
「結果は11月内に」と聞かされます。
長~い時間ですよね。
結果の通知まで長ければ長いほど、
「もう駄目だったかも」とか「良い結果の人には早く知らせがあるのでは?」などと
いらぬ心配をするものです。
実は私も、Tさんからの電話を待ちわびていました。
彼女の出身地ではない市役所を受験することは
もうそれだけで、ハンディがあるように思えます。
もちろん公正な試験でしょうが、
『地元』の優秀な人には敵わないかもしれません。
おめでとう!おめでとう!
待たされただけ、喜びも一入です。
O・Tさんは、これまでの就活で少し自信を無くしていました。
勉強は頑張れば頑張っただけ「成績」という点数ではっきり実感できます。
ところが就職試験は、「どこが悪かったのか」「どうすれば良かったのか」
自分ではわからず、
「自分はダメな人間なのだ」と、自己否定してしまう人が多いのです。
でも、自信を無くしたという人の指導をしてみると
意外と自己分析が甘い。
つまり、「自分をきちんと見つめきれていない。」
だから、「自分をしっかりと伝えきれない。」
結果、「あやふやな人間に見えてしまう」
「よし!この人を選ぼう!」という採用の決定打に欠けてしまうのです。
Tさんのキャッチフレーズは「あきらめない女」に決めました。
長所は、これまでに色々なスポーツに取り組んできた「チャレンジ精神」
短所は、「石橋を叩きすぎてしまう心配性」
大学で真摯に取り組んだ研究のこと。
でも「教師にならないのはなぜなのか?」
教育学部出身の人は、役所や一般企業を受験するとき
この問いへの答えを考えておかなければなりません。
例えばTさんは、「あきらめない女」なのに、「先生をあきらめたのか?」
と突っ込まれたらどうする?
突っ込まれても突っ込まれても、相手が納得し、
なるほどね。そうだよね。と、共感してもらえることが大切です。
本当に自己分析がしっかりできているのか。
そうして分析した自分を、どう相手に『効果的に』伝えるのか。
ここが勝負になります。
そんな準備を重ねたTさんが掴んだ「合格」
努力が報われる瞬間の達成感は、最高ですね。
もちろん、私にとっても最高の喜びです。
さあ、新しい扉が開きます。
新たなスタート地点に立つのです。
新しい土地で、そこに暮らす人たちのために。
愛情を持って頑張っていきましょう!
あなたの人生を描いていくのは、あなた自身です。
好きに描いて良いのです。
がんばれ!!