調子を出していこう!
このところ、遅れた報告ばかりでごめんなさい。
(少し、長くなります)
時々、就活の面接対応で『スマトレ』個人レッスンを受けたい・・・
というお話が来ます。
実は、ずいぶんと前、一本の電話を頂きました。
声の持ち主は、今回の主役のお母さんです。
聞けば、「息子は滑舌が悪く、そのせいか面接に受からない。
どうか一度みていただけませんか?」とのこと。
どの程度滑舌が悪く、それが面接にどう影響しているのか。。。。
ひとまず一回レッスンをしてみることにしました。
当日やって来たのは、すらりとしたなかなかのイケメン!!!
シティボーイ(って言葉が古いですか?)って雰囲気です。
ところが一度口を開くと、引っ込み思案で、口下手で、、、
如何にも気持ちを伝えるのがヘタなタイプ。
見た目とのギャップに驚いてしまいました。
そのO・K君は、1回目のレッスンでなかなか打ち解けられず
ややぎこちない雰囲気を残したまま、帰っていきました。
春になると、筆記試験に合格するための専門学校へ。
音やのレッスンは落ち着くまでお休み。
もう来ないかも・・と思っていたのですが、
夏になって、筆記試験を通過しいよいよ面接に!というタイミングで
再びO君がやってきました。
今度は、本気モード全開です。
まず、大きな声を出す。お腹から出す。はっきりと出す。
これができると、滑舌もよくなってきます。
スマイルのレッスンで笑顔を身に付け、その笑顔で声を発すれば、
スマイル&スマイルボイスの完成です。
できました!
続いて、自己紹介、面接の質問に対する答えの検討です。
きちんと内容を決めてしまいます。
行き当たりばったりで答えてうまく行くほど、就活は甘くありません。
自分のポイントをきちんと自覚し、うまく話しに盛り込み、
自然に伝える。
押しすぎず、引きすぎず。。です。
O君の素晴らしいところは、自分のことをよく分析できていたところと
座右の銘や、好きな「名言」などをしっかりと持っていたところです。
「私の辞書に<休む>という文字はありません」
「私は、二番手の男です。縁の下の力持ちを目指したい」
など、いわゆるキャッチーな印象を作りやすい人でした。
これ、とても大事!!
あなたが、今をどう生きて、どう楽しんで、どう考えて、どこに行こうとしているのか。
これらがはっきりしている人は、それをうまく相手に伝えれば良いのですから。
「何もない」人が一番困ります。
無理やり作っても、嘘になって、相手の胸に響かないから。
しかもO君の場合、最初に感じた口下手感が、うまい具合に「正直感」を出してくれました。
質問の想定とその答え。
何回か重ねたレッスンの中で、二人で作り上げ、練習し、練習し、
ついに!!!合格を勝ち取りました!
おめでとう。
O君、めげずによく練習を重ねましたね。
地道にコツコツ積み上げる努力と、粘り強さ。
まさに君にぴったりの公務員という職業に就けること、本当に嬉しく思います。
最初に電話を下さったお母さんに聞くと、
「マイベストプロ大分」のこのページで、私のことを見つけてくれたとか。
お互いに嬉しい縁でしたね。
既卒ということで、10月から社会人としての生活がスタートするそうです。
これからは、私がお世話になることが多くなるかもね。
市民のために。どうぞよろしく!!
がんばれ!