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立ち上がりで腰が痛くなる本当の理由

河野貴彦

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テーマ:腰痛

投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。

今回は腰痛で来院される方の中でもの多い「立ち上がり」での痛みについての内容になります。

「椅子から立ち上がるときに腰が痛い」
「最初の1歩がつらい」
「伸びきるまで腰が固まった感じがする」

これらの痛みは年齢のせいだと思って放置していませんか?

40〜50代になると、この“立ち上がりの腰痛”を感じる方が一気に増えてきます。しかし多くの方が、「年齢だから仕方ない」と放置してしまっているのが現状です。

実はこの痛みには、はっきりとした“原因と仕組み”があります。そして、早い段階で整えることで悪化を防ぐことも可能です。

今回は専門家の視点から、「立ち上がりで腰が痛くなる本当の理由」を解説します。

原因①:腰ではなく“股関節”が動いていない

立ち上がる動作は、本来股関節 → 骨盤 → 腰 の順番でスムーズに動く必要があります。しかし、長時間のデスクワーク運動不足姿勢の崩れなど、こういった生活習慣により、股関節の動きが硬くなっている方が非常に多いです。

股関節が十分に曲がらない・伸びない状態になると、本来そこが担うべき役割を腰が代わりに引き受けることになります。簡単に言うと腰が頑張りすぎて負担が集中している状態です。

その結果、立ち上がる瞬間に腰へ過剰な負担が集中し、「ズキッ」とした痛みとして現れます。つまり問題の本質は腰ではなく、“股関節が働いていないこと”にあるケースが非常に多いのです。

原因②:骨盤が後ろに倒れたまま固まっている

日常の座り方も、立ち上がりの腰痛に大きく関わっています。特に猫背の姿勢浅く腰掛けるクセがある方は、骨盤が後ろに倒れた状態で長時間固定されています。

本来、立ち上がる際には骨盤を前に起こす動きが必要になりますが、この動きがスムーズにできないと、体は代償的に腰を反らせることで起き上がろうとします。

この「腰を反って無理に起きる動き」が繰り返されることで、腰の関節や筋肉に急激なストレスがかかり、「ズキッ」とした痛みが発生します。

特に立ち上がる最初の瞬間に痛みが出る方は、この骨盤の動きの問題が大きく関係している可能性が高いと言えます。

原因③:体を支える筋力の低下

もう一つ見逃せないのが、体を支える筋肉の低下です。特に重要なのは、お腹の筋肉(体幹)お尻の筋肉太ももの筋肉です。これらが立ち上がり動作の“主役”となります。

これらの筋肉は、立ち上がる際に体を支え、押し上げる役割を担っています。しかし加齢や運動不足によりこれらの筋肉が弱くなると、腰の筋肉だけで体を持ち上げようとするため、本来分散されるべき負担が腰に集中してしまいます。

その結果、腰の筋肉ばかりが過剰に働く状態となり、慢性的な疲労や痛みへとつながっていきます。つまり、腰が働きすぎている=痛みが出るということです。

特に②で説明した猫背などで骨盤が後ろに倒れたまま固まって座っている方は、立ち上がり時の主役であるお腹・お尻・太ももの筋肉に力が入りにくく、日常動作で使いにくくなることから筋肉が弱くなりやすいです。

痛みが出る仕組み(なぜ最初の一歩が痛いのか)

立ち上がりの痛みには、明確な発生の流れがあります。

長時間同じ姿勢でいると、筋肉や関節は徐々に固まっていきます。その状態から急に動き出すと、柔軟性を失った組織に一気に負荷がかかり、痛みとして感じられます。

特に立ち上がる瞬間は、体重が一気に移動するタイミングです。このとき、股関節や骨盤がうまく機能していないと、負担がすべて腰に集中します。

朝起きた直後や長時間座った後に痛みが強くなるのは、この「固まった状態からの急な動き」が原因です。

そして、動き始めて少しすると楽になるという方は、すでに体のバランスが崩れているサインでもあります。

放置するとどうなるのか?

この状態を放置すると、痛みは一時的なものでは終わりません。むしろ徐々に広がり、日常生活に悪影響を及ぼすようになります。

最初は立ち上がるときだけだった痛みが、次第に歩き始めや長時間の歩行でも感じるようになり、さらには股関節や膝へと負担が波及していきます。

これは体が無意識に負担を分散しようとするためですが、結果的に複数の関節に問題を抱えることになります。そのため、気づいたときには慢性化し、改善に時間がかかるケースも少なくありません。

対策①:股関節を動かす習慣をつくる

まず重要なのは、股関節の動きを取り戻すことです。

日常生活の中で股関節を意識して動かすことが重要であり、特に「前に倒れる」「後ろに伸びる」といった動きをしっかり出すことがポイントになります。

例えば、立ち上がる前に軽く前傾姿勢をとり、股関節から体を動かす意識を持つだけでも、腰への負担は大きく変わります。

こうした小さな意識の積み重ねが、痛みの予防と改善につながります。

対策②:座り方を見直す

座っている時間が長い現代では、日常の座り方がすべての原因を作っています。なので「どう座るか」が非常に重要です。

骨盤を立てて深く座ることで、股関節と腰の動きがスムーズになり、立ち上がる際の負担が軽減されます。

また、しっかりと骨盤を立てて座ることで重心が正しい位置に乗り、骨盤部だけでなく足にも負担を分散させることができます。

逆に、浅く座ったり背もたれに頼りすぎる姿勢は、骨盤を後ろに倒した状態を固定してしまい、重心が腰に乗ります。そうすると、腰に負担が加わり続けることで痛みの原因となります。

つまり、日常の何気ない姿勢が体に大きな影響を与えていることを理解することが大切です。

対策③:腰ではなく“足で踏ん張って立つ”意識

立ち上がるときの意識も非常に重要です。多くの方は無意識に腰を反らせて体を起こそうとしますが、これでは腰に大きな負担がかかります。

理想は、少し前傾になって重心移動をして、しっかり足に体重を乗せてから、お尻と太ももの筋肉を使って体を押し上げることです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、この動きが身につくと腰の負担は大きく軽減され、痛みの出にくい体へと変わっていきます。

特に、腰だけではなく股関節や膝が痛む方は、しっかりと重心移動をしてから立ち上がらないと、股関節や膝にも余計な負担が加わる痛みの原因となります。

まとめ

立ち上がりで腰が痛くなる原因は、単純に腰そのものの問題ではありません。

股関節の動き、骨盤の状態、筋肉のバランスといった複数の要素が関係しており、それらが崩れることで腰に負担が集中して発生しています。

つまり、「腰だけを治す」という考え方では、根本的な改善には繋がりません。そしてこの状態は、放置すればするほど悪化していきます。

最後に

立ち上がりの痛みは、体からの重要なサインです。

まだ日常生活に大きな支障が出ていない段階こそ、体を整える絶好のタイミングでもあります。

40〜50代は、体の変化が現れ始める時期です。ここで適切にケアをするかどうかで、今後の体の状態は大きく変わってきます。

「これくらい大丈夫」と思わず、今より悪くなる前に整えることを意識してみてください。これが、将来の痛みを防ぐ一番の近道です。

もし同じようなお悩みがある方は、一度ご自身の体の状態を見直してみてください。

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河野貴彦
専門家

河野貴彦(整体)

大分駅前整体院

体の不調が増え始める40~50代の方の腰・股関節・膝の痛みに対して、当院独自の痛くない骨盤調整を中心に、無理のない施術でスムーズに立てる・歩ける・働ける体に整えます。

河野貴彦プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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