「ありがとう」は人生を変える言葉

松井達治

松井達治

テーマ:生き生きした人生を歩む情報

「ありがとう」は人生を変える言葉

私は講演や企業研修で、よくこんな質問をします。
「皆さんは、一日に何回『ありがとう』と言っていますか?」
すると、
「10回くらいかな」
「20回くらいでしょうか」
と答える方が多くいらっしゃいます。

そこで私はこうお伝えします。

「私は仕事の日は、最低でも100回は『ありがとう』と言っています。」

すると、多くの方が驚かれます。
そして、決まってこんな質問をされます。

「薬剤師ですから、患者さんに言っているんですね?」

私は笑いながら答えます。

「いえいえ、患者さんには『お大事にしてください』です。」

では、誰に100回も「ありがとう」を伝えているのでしょうか。
それは、一緒に働くスタッフです。
この答えを聞くと、さらに驚かれます。

でも実は、「ありがとう」を100回言うことは、それほど難しいことではありません。
私が知っているのは、「どんな時に『ありがとう』を伝えるか」ということです。

例えば、
電話に出てくれた時。
薬を取りに行ってくれた時。
患者さんをご案内してくれた時。
清掃をしてくれた時。
コピーを取ってくれた時。
備品を補充してくれた時。

小さなことかもしれませんが、その一つひとつが職場を支えています。
だから私は、その都度「ありがとう」と伝えます。
私たちは毎日、多くの人に支えられながら仕事をしています。
その「当たり前」に気づくことができれば、「ありがとう」は自然と増えていきます。
私は歯科業界で18年間勤務し、16年間は経営者として組織づくりに携わってきました。現在は薬剤師として働きながら、企業研修や講演活動も行っています。
その経験の中で確信していることがあります。
「ありがとう」が自然に飛び交う職場は、雰囲気が良くなり、助け合いが増え、結果として良い組織になっていくということです。

だから私は、「ありがとうプロジェクト」を通して、感謝を言葉にする文化を広げたいと思っています。

「ありがとう」の回数を競うことが目的ではありません。

日常の小さな支えに気づき、感謝を言葉にすることが、より良い人間関係や組織づくりにつながると私は信じています。

今日、皆さんは誰に「ありがとう」を伝えますか。
その一言が、相手の一日を明るくし、やがて人生を変えるきっかけになるかもしれません。

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