「AIは使えない」と諦める前に知ってほしい!中小企業が陥る“2つの大きな誤解”と最初の一歩
休日の朝、淹れたてのコーヒーを片手に新聞の折り込みチラシをパラパラと眺めるのが、ちょっとした息抜きのひとときです。
そんな中、パッと目に飛び込んできたのが、ある旅行会社の鮮やかな北海道ツアーのチラシ。
デカデカと踊る真っ赤な数字。
「どの日に行っても同代金! 7.99万円!!」
カニ! ステーキ! 函館の夜景にクリスマスツリー!
「おっ、大分から7万円台で北海道3日間!? これは安い、夫婦で行ってみるか!」
と、思わず前のめりになったのですが……
ん? よく見ると、金額の横にものすごく控えめな文字で、何やら書いてあります。
「※3名様一室ご利用の場合」
……さんめいさま、いっしつ!?
思わずコーヒーを吹きそうになりました。
夫婦で行くなら2人。家族4人なら4人。
「3名様1室」って、なかなか絶妙なフォーメーションじゃありませんか?
夫婦+義理の母? それとも仲良し3人組?
そもそもホテルの部屋って大体ツインかダブルなのに、3人目はどこに寝るんだい?(おそらくエキストラベッドですね(笑)
気になって、虫眼鏡を取り出すレベルの小さな文字(注記)を探してみると……ありました、ありました。
「2名様一室利用の場合は、お一人様+10,000円」
なるほど〜〜! やられた!(笑)
つまり、夫婦2人で行くと、実質は「お一人様 8.99万円」。2人で約18万円。
「7万円台」のインパクトで心を鷲掴みにしておいて、世の中で一番多いであろう「ペア参加(2名)」のボリュームゾーンから、きっちり+1万円ずつ回収する見事な設計です。
もし最初から「4名様一室」にすると「そんな大人数で行かないよ」とリアリティが薄れる。
かといって「2名様一室」で8.99万円と書くと、「うーん、ほぼ9万円か……」と手が止まる。
そこで編み出されたのが、ギリギリあり得そうな「3名様1室 7.99万円」という絶妙なアンカー(基準点)なわけですね。
部屋数を余分に消費せず、エキストラベッドで原価をギュッと圧縮し、広告のインパクトは最大化する。
朝の折り込みチラシ1枚から、旅行会社さんのしたたかで計算し尽くされた「プライシングの心理戦」を見せつけられた気分でした。いやはや、実に見事なマーケティングです!
我が家の旅行計画はというと……
「ねえ、あと1人誰か誘って7万円台にする?」
と妻に提案したら、
「余計な気を使うくらいなら、素直に1万円払いなさい」
と一刀両断されそうです(笑)
皆さんも魅力的な数字のチラシを見かけたら、ぜひ隅っこの小さな文字を探してみてください。
そこには、思わず唸ってしまうビジネスの知恵とカラクリが隠れていますよ!
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