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杉田昌穂

理科実験・読み聞かせで思考力を育てる幼児教育のプロ

杉田昌穂(すぎたまさほ)

青穂塾(せいすいじゅく)

コラム

意外に知られていない九九暗記の落とし穴(2)

算数

2016年10月17日

なぜ九九の歌で覚えてはいけないのか、いくつかのポイントがあります。

1、九九は算数です。かけ算です。わり算にも使います。これは小学2年生の秋に学校で勉強するのが一般的です。したがって幼児はまだかけ算を知りません。当然音声だけで九九を覚えることになります。数字の量的感覚も発達していない幼児が算数としての意味を全く理解することなしに覚えることになります。かけ算の文章題をするときかけ算の意味を理解せずに取り組むことはできないはずです。どうするのでしょうか?
 ちなみに青穂塾では九九を知らない生徒に九九を教える場合、必ず九九の算数としての意味を教材を使って理解させながら、覚えさせています。
 九九の規則性たとえば5の段であれば答えの末尾が5、0、5、0と続きます。九九を覚えるときは、この規則性を理解していれば覚えやすくなります。音声だけではこの規則性はつかみにくいと思います。覚えにくいはずです。覚えたとしても丸暗記です。
 幸か不幸か、私は音声だけで九九を覚えた子どもを見たことがありませんので、客観的な評価はできないのですが、このやり方には不安を覚えます。なぜなら、論理的思考を伴わない方法で勉強をしてきた子は、論理的思考が苦手な子が多いことです。たとえば、幼児や低学年から暗記中心で学習してきた生徒は高学年もそれから抜け出せず、論理的な課題に対応できないことがよくあります。
 なお、九九の歌で実際に九九暗記をした子供を見たことがないということは、これだけで九九暗記に成功した子供はほとんどいないのではないかと思います。私には3人子供がいますが、九九暗記のカセットテープが雑誌の付録か何かであったのですが、数回聞いただけで興味をなくし、覚えようともしませんでした。
 インターネット上で九九暗記の歌がいくつか公開されていますが、幼児が興味を持ち続けるとはとても思えません。

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