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エストロゲンと更年期障害と自律神経

西田英治

西田英治

テーマ:エストロゲン 更年期障害 自律神経

先日、とある女性の患者さんと「更年期障害」の話になった時のこと
先生はなんで歯科なのにそんなこと知ってるんですか?
と、質問を受けました

確かに!
歯科医師が・・・
しかも、男性が
「更年期障害」を語るって?と思われるかもしれません

最近は男性の更年期障害も増えて来ていますのでそこから?
と思われるかもしれませんが、違います

きっかけは「腸内細菌検査」でした
女性の方ならご存じの方も多いかと思いますが
「エクオール産生菌」
別名はなんと「美魔女菌」
この「エクオール産生菌」が私の腸内にもいたんです

で、どういうこと?となっていろいろ調べているうちに
エクオールに女性ホルモン様の働きがあり
大豆製品を取ることにより、腸内でエクオールを作る事が出来る
→女性では更年期障害や月経前症候群
→男性では前立腺肥大や薄毛
対策としての効果が期待できるというわけなんです

ただし、この「エクオール産生菌」
残念なことに日本人の4人に1人くらいしか持っていないそうです

私が行っている「腸内細菌検査」の解析結果ではもう少し多い割合のような気がしています

モチロン、「エクオール産生菌」がいたら積極的に大豆製品をとることをお勧めしていますし、もしいなくてもまずは腸内細菌叢(フローラ)の改善をお勧めしています
(腸内細菌叢の改善により、エクオール産生菌が検出されることもあります)

腸内細菌からとは言え、さらに突き詰めて「エストロゲン」について学んでみると
やっぱり、歯医者としてはいろいろ知らなかったことが多くありました
その1つが

あなたはエストロゲンの生涯の産生量をご存じですか?

これ、ビックリな答えです

答えは

「2.5g」

何と!ティースプーン1杯分です!

生涯とは言え、約40年ぐらいの間で2.5g・・・・
1日産生量は?
血液内の濃度は?
ミリグラムでも、マイクログラムでもなく、ナノでもなければピコグラムでもない
極極極・・・・・微量のホルモンだったのです

ヒトのカラダってホントすごいです
そんな微量を感知できるんですから!

逆にそんな微量をホルモン治療で治せるの?とも思いますが・・・

まぁ、そこは専門のお医者さんにお任せすることとして
私が専門として扱っているのは更年期障害に至るメカニズムにあります

エストロゲンの産生量が減ってくるとカラダはそれを感知して
脳の視床下部という所でエストロゲンを作るように促すホルモンを出します
つまり、視床下部ではエストロゲンが足りない!
作れ!作れ!と過剰反応してしまうのです

視床下部は自律神経のバランスも司っているので
この過剰反応により自律神経の乱れとなり
「ホットフラッシュ」などの自律神経症状につながるといった具合です

というコトは、自律神経を乱さず整えたらいいわけですよね?
そこで、歯医者である私がおススメしているのが
自律神経を整える「美姿勢」と「美呼吸」というわけです

おそらく、ホルモン量の調節以外で巷の更年期障害対策としておおいのは
・ストレス解消(交感神経亢進を抑える)
・リラックス(副交感神経の亢進を促す)
のどちらかが当てはまるのではないでしょうか?

「美姿勢」は交感神経の過剰な亢進を抑える姿勢ですし
「美呼吸」は副交感神経亢進のための呼吸法です

自律しているはずの「自律神経」を意識的に「姿勢」と「呼吸」からコントロールしよう!というわけです

逆に、普段あまり意識することもない「悪い姿勢」と「悪い呼吸」は自律神経を乱す原因とも言えます

「姿勢」と「呼吸」を意識することで自律神経のバランスを整え
あなたのウェルエイジングに役立ててください

また、「美姿勢」と「美呼吸」に興味があり、知りたい!質問したい!などありましたら
右の「メールで問い合わせる」からお気軽にお問い合わせください

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西田英治
専門家

西田英治(歯科医)

にしだ歯科医院

全身(カラダ)へ影響を与える口腔環境として①機能、②細菌、③栄養の3つの視点からのアプローチによりカラダの「健康」維持・増進をサポート致します

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