「夫婦関係がどうしてもうまくいかない」ときの2つの勘違い
夫から
「キミのために、こんなにやってるのに」
「こんなにやさしくしてるのに」
と言われて、
確かにやさしくしてくれるけど
モヤモヤしてしまう・・・
そんなお悩み、よくうかがいます。
やさしくしてもらってるのに
ちっともありがたいと思えないし、
嬉しくもない。
そんな自分は
冷たいのかな、と不安になったり。
いったい、心の中で何が起きているのか、
今日は、そんなモヤモヤの正体を
お伝えしますね。
●「オレはこんなにやさしくしてるのに!」
夫から
「オレはこんなにやさしくしてるのに」
「オレばっかり頑張っている」
「キミは何もしてくれない」
「やさしさを返してくれない」
と言われたこと、ありませんか?
たとえば、
家事を手伝ってくれたり、
出張に行ったら
お土産を買ってきてくれたり、
買い物に行ったときに、
荷物を持ってくれたり、
休みの日には
料理をしてくれたり・・・
たしかに、やさしいのかもしれません。
でも、なんで
こんなに嬉しくないんだろう?
というか、
なぜ、逆にモヤモヤするんだろう?
ナゾですよね。
●それは『やさしさ』ではなく・・・
夫のいう「やさしさ」に
なぜこんなに違和感を覚えるのか、
先日、クライアントさんの言葉に
ハッとさせられたので、ご紹介します
「夫は『やさしさ』だというけれど、
それは、『親切』なんです。
確かに、『親切』にいろいろしてくれるけど
そこに、『やさしさ』はないんですよね」
『親切』と『やさしさ』
似ているようで、違うんですよね。
たしかに『親切』にする気持ちは
相手に対する『やさしさ』から
出ていることが多いです。
でも、そこになぜか
モヤモヤするときは、
それが、本当に相手のことを考えて、
相手を思いやっての『やさしさ』ではなく、
単なる『親切』だから。
『親切』は、
相手が望んでいるかどうか、よりも
「きっとこうしたら嬉しいだろう」という
「良かれと思って」になりがちです。
同じ行為でも
「相手が本当に嬉しいな、と感じることはなんだろう」
「相手が、本当はイヤだな、と思っていることはなんだろう」
というふうに
相手の気持ちに
想いを寄せることができるのが
『やさしさ』で
そうではない場合は、
残念ながら
自分本位の『親切』で終わってしまう。
そういうことが起きていたんですね。
●『やさしさ』なのか『親切』なのか
たしかに、お皿を洗ってくれると
助かります。
でも、その時に
妻が本当にほしい『やさしさ』は
お皿を洗ってくれることじゃなく、
ゆっくりお皿を洗えるように
抱っこをせがむ子どもと
遊んでくれることかもしれません。
あるいは、お土産なんてなくっても
元気に帰ってきてくれて
その夜、「疲れてるから、今日はごめんね」
と断ったときに
「こっちこそごめん。じゃ、また今度ね」
と、笑ってくれることが
本当にほしい『やさしさ』かもしれません。
そこで、チッと舌うちして
「せっかく土産も買ってきたのに」
なんて言われた日には
それはとても『やさしさ』とは
言えないですし、
お土産なんて、ありがた迷惑な『親切』と
なってしまうわけです。
●本当の『やさしさ』を見極める
夫の『やさしさ』に
モヤモヤしてしまったとき、
『やさしさ』に応えられなくて、
あるいは、応えたくなくて、
そんな自分を
責めてしまいそうなとき、
これは『やさしさ』なのか
『親切』なのか、
ぜひ、自分に
問いかけてみてください。
逆に、自分の『やさしさ』を
相手が受け取れないときは、
相手を責める前に、
それが『やさしさ』なのか
『親切』なのか
これも、自分に問いかけてみるのも
大事かもしれませんね。
夫の『やさしさ』に
困ってしまっている方は
こちらでお話聞かせてください。
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