私たちがおすすめする「断熱リフォームの優先順位」
部屋は暖まっているのに、足元だけ冷える

冬になると「エアコンやストーブで部屋の空気は暖かいのに、足元だけひんやりする」という相談をよく受けます。
厚手の靴下を履いても床に足をつけると冷たい、ホットカーペットが手放せない。
そういう家は、床下の断熱が劣化していたり、そもそも無断熱の可能性があります。
なぜ床だけ冷たくなるのか
暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下に落ちます。
断熱が効いていない床では、床下の冷たい外気で床面が冷やされ、その冷たさが足元の空気に伝わり続けます。
暖房で作った暖気は天井近くにたまるため、頭のあたりは暖かいのに足元は寒い、という上下の温度差が生まれます。
窓ぎわで冷やされた空気が足元に流れ込むのも、足元の寒さを強めます。
築年数で違う床下の状態

1980年代くらいまでに建てられた木造住宅では、床下に断熱材が入っていないことが珍しくありません。
1990年代以降の家でも、薄い断熱材が根太のあいだにはめ込まれているだけで、年月が経って垂れ下がったり、ずり落ちて隙間ができていたりします。断熱材と床板のあいだに隙間があると、そこを冷気が通って断熱の意味が薄れます。
床をはがさずに直せることが多い
床下に断熱材を入れる工事は床板を剥がしたり大がかりなイメージがありませんか?
実は床下に人が入れる高さがあれば、床板をはがさずに床下側から断熱材を入れられます。
家具を動かす必要も、工事のあいだ別の場所で暮らす必要もありません。
面積にもよりますが、1日~3日程度で終わります。
まず床下をのぞくところから

台所や洗面所の床に、四角い点検口があるはずです。
ふたを開けて懐中電灯で照らすと、断熱材が入っているか、垂れていないか、ある程度は自分で確認できます。
断熱材が見当たらない、白い綿のようなものが垂れ下がっている、という状態なら、床下断熱で足元の寒さはかなり変わります。
床に点検口がない場合は和室の畳を上げて粗板をカットして侵入することもできます。
自分では判断がつかないときや、床下に入れる高さがあるか知りたいときは、無料の断熱調査で床下を見てもらい、どこにどれだけ断熱材を足せばいいかを知ることが大切です。
今の時期に確認しておけば、本格的に寒くなる前に工事を終えられます。


