予想できない総裁選、有力候補者の顔ぶれと株価、経済、金融市場への影響はいかに…
金のチャート高値更新…ポートフォリオに金を組み込むメリット
過去の記事でも触れましたが、私が積立投資を開始する際に、資産の5~10%は金を保有すると決めて、積立購入を継続してきました。
※過去記事→金価格高騰!高値更新中…金の積立買付の現状報告…
引き続き、金価格は高値圏で推移しています。
世界での金融引き締め(利上げ)が続く中、本来であれば『株式のように金利が付かない=元本の上昇が利益』となる金には資金が向かいにくい状況のはず。
現状では、中国やロシアなどの中央銀行による金買いが、下値を支えている状況なのだそうです。
ロシアのウクライナ侵攻に対し、欧米諸国は経済制裁の一環として、ロシアをドルの決済網から排除。
この影響で、中国やロシアはドル資産保有のリスクが高いと判断、ドルから金に置き換える動きが加速しました。
金は米ドルとの逆相関関係にあり、今後アメリカが利下げに転じると、金価格にはさらなる上昇圧力がかかることが想定され、史上最高値を更新する…との見方もあります。
基本的に米ドルで取引される金の価格を日本円にすると、日本国内の金価格は円安の影響も加わり、ここ3年の上昇率は3割を超えるまでに…
今後も上昇が見込まれています。
前述の通り金利が付かない、買付コストが高い…などのデメリットもありますが、
・世界共通、金は価値が認められていて、換金性が高い
・継続的に希少価値がある
・不況や紛争など政治経済が不安定になると、安全資産として金が選ばれ、値上がりする傾向にある
・価値の高い実物資産であり、経年劣化→価値の低下も無く、信頼性と安全性が高い
・インフレが続く今、基軸通貨であるドルや円など通貨の価値は下がるが、金は影響を受けにくく、インフレに強い
といったメリットもあります。
皆さんは今、保有する資産の価値が下がった時に、反対の動きをする=上昇する資産を持っていますか?
こうした対応は、リスクヘッジの観点でも大変有効です。
テレビなどでは、”昔買った金のネックレスが高値で売れた♪”と喜ぶ人の様子が時々報道されますが、まだまだ、持っている方が良いかもしれません…
”金に買い時無し” つまり、金はいつ買ってもよい資産であるとの言葉もあります。
現物もよいですが、ドルコスト平均法を活用した金の積立買付もおすすめです。
原油価格は来年も高止まりが予想され、電気料金やガソリン価格の高騰による様々な製品や輸送コスト上昇から、私たちの支出はますます増え、家計運営はどんどん大変になってきます。
今、すぐに自分で考え、行動を始めない方は、インフレの大波に飲み込まれてしまいます……
ぜひ、私と一緒に、お金に働いてもらう仕組みを作り、長期目線での資産形成に取り組んで参りましょう!