いよいよ【デジタル給与】解禁!メリット、デメリット、影響や将来について考える
先月、お客様から緊急の電話…
「明細を見たら私のクレジットカード2枚、不正利用されていることが分かって!カード利用を止めて、違うカードに変更しないとヤバイので大至急手続きお願い!!」
その方は日頃から頻繁に、ご自身のWEBサイトでカード利用の明細や引き落とし額を確認されていたので発見できましたし、不正利用分は請求されない旨、カード会社から返事があったそう。
何もチェックせず請求されるままに支払っていたら、恐ろしいことになったかも、です。
クレジットカードの不正利用、皆さんは大丈夫ですか?
クレジットカード不正利用被害の実態
一般社団法人日本クレジット協会が発表している『クレジットカード不正利用被害の発生状況』によると、
2021年のクレジットカード不正利用の被害額は、回答41社合わせて330億円にものぼりました。
前年よりも約77億円増と被害額が大きくなっています。
過去には、元乃木坂46の生駒里奈さん、ロンブー淳さん、薬丸裕英さん、中居正広さんなどが、クレジットカードを知らないところで不正利用されたと発言。
自らの大切な資産を守るためにも、注意をしていく必要があります。
どんなパターンがある?
・スキミング:ATMのカード挿入口に読み取り機器を取り付け、カード情報を盗み偽造カードを作る
・なりすまし:第三者が不正入手したクレジットカードを利用
・偽メールによるカード情報抜き取り(フィッシング詐欺):Amazon、楽天、ペイペイ、JCBなど大手社からの送信を見せかけ、“あなたのアカウントが乗っ取られました。パスワードを再登録してください”などの文言に従い入力してしまった個人情報は容易に犯罪者に渡ってしまいます。
・“おめでとうございます!あなたは○○に当選しました”などのポップ:“当選品を発送するための届け先や連絡先、送料決済のためのカード情報を入力してください”など。
・偽物の『激安』サイト:高級ブランドバックが70%オフ!などと謳い、これは買いだとばかりに個人情報、カード情報を入力してしまう。
・海外サイト:ライセンスフリーの写真購入、海外オンラインゲームサイトへの課金など。ウェブサービスがハッキングされ、個人情報やカード情報、パスワードなどが全て漏洩してしまう。
前述の『クレジットカード不正利用被害の発生状況』を見ても、偽造カードによる不正利用の被害額、割合は減少し、番号盗用による被害額、割合は増加の一途をたどっています。
クレジットカードの不正利用被害に遭わないための対策は?
- 利用明細書で日付、支払先、金額を確認する=自身や家族が確かに利用した取引か?
- 身に覚えのない取引、支払先があればカード会社に確認する
日々、前述のような詐欺行為に遭わないよう注意すること、そしてカード自体を適切に管理することも大切です。
クレジットカード不正利用に気づいたらどうする?
すぐにカード会社に連絡し、カード利用を止めます。合わせて警察に被害届を出し、受理されたらその番号をカード会社に伝えます。
不正利用でも支払わないといけないの?
クレジットカードには盗難保険が自動的についているので、下記のような不正利用の場合は支払い義務が免除されるのが通常。
- 個人情報が流出し、クレジットカードが不正に使われた場合
- クレジットカードを紛失した、または盗難被害にあってから一定期間内に起きた不正利用
- クレジットカード情報がスキミングされたことにより、ネットショッピングで利用された場合
ただし、盗難保険が適用されないケースも。
・暗証番号を、生年月日や車のナンバー、電話番号など、他人にわかりやすい番号に設定している場合
・暗証番号をカードの裏面などに書いている場合
・カードの裏面に署名がされていない場合
・他人にクレジットカードを貸すなど、利用規約に違反した行為した場合
・レジ会計をした際に店員がクレジットカード情報を盗んだ場合
など。
また、盗難保険は原則、不正利用に気づきカード会社に連絡を入れた日から遡り60日以内と定められています。
日頃からの意識、注意、そして事後の迅速な対応が大切です。