消費者物価指数の見方~上昇要因と今後の見通し~
ゴールデンウィーク、夏休み。
楽しい長期休暇。
与えられた膨大な宿題。あなたは終盤になってやっと取り掛かり、お母さんに手伝ってもらい何とか始業に間に合わせた……
そんな記憶はありませんか?
また、どんなに言っても宿題は後回しにして最後に慌てるお子さんに
「だから休みに入ったら宿題を早くやっちゃえって言ったじゃないの!!」
なんて怒っていませんか?
自分の子供時代のことは高~い棚にあげちゃうんですよ。
また、ご主人が昇進する、奥さんが働きだすなど、収入がアップし「よし、これから貯金するぞ」と意気込んだのもつかの間、なんだかんだで収入が増えたからとお財布のひもが緩み…気づいたら全くお金が残らなかった……
ということはありませんか?
はたまた、意味のないダラダラ会議、もはやルーティン化している日々の残業、20分で終わるだろうと甘く予想していた作業が1時間に…
お金に関しては、収入が増えたら同じだけ使ってしまう、衝動買いやご褒美買いをしてしまう…
などなど。
でも。安心してください。
これは私たちのせいではありません。
とある“法則”が働いているからです。
第1法則:【仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する】
第2法則:【支出の額は、収入の額に達するまで膨張する】
“パーキンソンの法則”
これは1958年に英国の歴史・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンがその著書の中で提唱したもので、「役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続ける」というもの。
かくいう私も、両法則ともドストライクです。
まだまだ時間があるからゆっくりやろう、と呑気に構えて過ごした結果、充実感無くあっという間に終わってしまう一日。
予想より収入があった月はいろいろと自分に都合よく言い訳しパッパと使ってしまうことも。
この法則から私たちが学ぶべきことは
『時間もお金も、私たちは与えられるとすべてを使いきってしまう』
という習性。
確かに、時間が余ったら読書しよう、お金が残ったら貯蓄しよう…
“〇〇したら”は、そのままでいれば一生やってこないのです。
世界的名著、スティーブン・R.コヴィーの 『7つの習慣』 にある
<第3の習慣> “最優先事項を優先する=優先すべきことを優先して行えるようになること”
物事を重要度(高・低)と緊急度(高・低)に分け、その中で<重要度が高く緊急度が低い>ことをいかに行うかが最も重要であり、ここに私たちの成長に役立つ行動が入ってくる
に大きな学びがあります。
私たちは日々、急ぎの仕事や頼まれごとなど緊急なものを優先させています。お金に関しても、すぐ食べたいスウィーツやファストフード買い。でもそれは果たして私たち自身の人生において【重要な】ことなのでしょうか?
自分にとって重要なこととは、『明日の、未来の自分が喜ぶこと』とも言えます。
あなたにとって、“重要なこと=未来の自分が喜ぶこと”は何ですか?
人としての成長を感じられる自分? 美と健康を維持している自分? 豊かさを感じつつ不自由なく暮らしている自分?
重要なことに時間をかけるためには、
◆やらなくていいことを決め“やらない”
◆優先したい重要な事柄を自分で決めて、1日3分でもいいので毎日、時間を決めて実行する
また、仕事においては、
◆ダラダラ仕事を続けるのではなく期限を決め、そこから逆算して計画を立てる
◆仕事をこまかくチャンクダウンして書き出す、作業時間を決める
お金の面でも、
◆衝動買いやご褒美買いをせず、心から自分が欲しいと思うものにお金を使う
◆明日そして未来の自分が喜ぶものに投資する
◆別口座を作り、収入があったらすぐに一定額を入金する
◆先取貯蓄をする
◆何にいくら使ったかを見える化しムダに気づく
など、7つの習慣から学び、パーキンソンの法則を知り、その対策を一つでも取っていくことが必要です。
そして。そんな創意工夫の少しずつの積み重ねによって、私たちは
「先延ばしをしなくなり余裕の時間が持てる」
「無駄な支出を減らし貯蓄を増やせる」
など、長期的にはきっと大きな効果が得られるでしょう。
何事も『継続は力なり』
宿題を先延ばしにするお子さんに背中で教える、そんなお手本となれる大人でありたいものです…