住宅ローン、繰り上げ返済すべきか否かの判断法
前回までのローンのメンテナンス①繰り上げ返済
②借換えに続き、新規の借り入れについてのコラム2回目です。
人生で一番の買い物である住宅、後で後悔がない様にしっかり考えましょう。
新規の借り入れは住宅購入または建築が同時に行われるものですので
購入・新規ローン借入で注意しておいた方が良い点をまとめています。
注意点は6つ。
①『買い時』はいつ?
②今の家賃+住宅のための貯蓄=毎月の返済可能額ではない!? ←今回はこちら!
③ローン『今返せる額』ではなく『返済完了まで問題ない額』を
④返済プランによって組むべきローンは変わる
⑤金融機関のおススメが一番良いローンではない
⑥団信特約加入の是非・保険の見直しは必須
今回も1項目ずつお届けします。
毎週更新でも全部で1ヶ月以上掛かります。(長くてすみません)
お急ぎの方は問い合わせからご相談いただければと存じます。
(初回45分は無料相談です。無料だけでも遠慮なくご利用ください)
今の家賃+住宅のための貯蓄=毎月の返済可能額ではない!?
資金計画のご相談で
「今の家賃が○万円、家のための貯蓄を月△万円していたのであわせた額を毎月の返済額にしたい」
と予算を提示される場合があります。
その額、本当に住宅ローンの返済に使って良い金額でしょうか?
そもそも、今の家賃は毎月の収支のバランスを見て払える額ではあるでしょう。
貯蓄も余った分にせよ、計画的に積み立てて行ったにせよ、出来ているのも確か。
でもそれ、これからローンを組む30年や35年、ずっと支払い続けられる支出でしょうか?
住宅購入を考える方の多くが30代から40代前半、働き盛りではあるものの
お子さんがいらっしゃる場合はまだお子さんが小さく、
教育資金のピークは10年程度先であることが殆どです。
住宅費以外にも教育資金の積立をお子さん一人当たり毎月4万できている方は問題ありませんが
出来ていない場合、教育費の負担がどんどん重くなっていきます。
また、ローンの支払いがリタイアした後も続く場合、
年金や貯蓄からその返済が可能でしょうか。
大きなお金の動くタイミングだからこそライフプラン(これからの人生の理想・予定)
とキャッシュフロー表(お金の年表)を作って、
どれだけのローン返済がご自身方にとって無理なく可能な額なのか
しっかり見極めましょう。
7月13日(木)15日(日)にセミナーを開催します!
今回作ることをおススメしているライフプランとキャッシュフロー表に関するものです。
詳細・お問合せは
自分たちのファイナンシャルプランニングをしてみよう
をご覧ください。