宮崎「こどものくに」の思い出はありますか?
6月の初めに、愛知県春日井市にある、全国で唯一の自分史センターに行ってきました。
3年前に自分史アドバイザーの講座を受けた時に知り、いつか行ってみたいと思っていたのですが、今回実家に帰る機会があり予定に組み込みました。
大きな文化センターの建物の中に、一般の図書館と違う階に独立して「自分史図書館」がありました。
すべて全国から送られてきた本になります。ここに展示されているのは、ほんの一部でしかありませんが、誰一人として、同じ人生を送る人はいません。
一冊、一冊の中には、それぞれ書かれた人の人生がありました。
金曜日の午後ということで、相談員の方がいらっしゃりひとりご相談を受けていましたが、そのあとの予定がないということでじっくりとお話をすることができました。
春日井市は、自分史に取り組んでほぼ20年余りたち、文章講座をしたり、イベントをしたりして興味を持ってもらえるよう活動をしてきたそうです。
自分史も一時期下火になっていたのですが、東日本大震災の後相談が増えてきたそうです。
やはり、何かを残しておかないといけないという思いを持たれる方が増えたということもいえるそうです。
自分史というと、なんだかめんどくさいし書けないこともあるからなって言われる方もいますが、誰かに読んでもらうためではなくてもいいと思います。
自分の人生の棚卸をしておくと、やっておかなければならないことが見つかるかもしれません。
人生の終わりの為ではなく、これから未来のために自分の人生を振り返るのも生前整理につながります。
謝っておかなければいけない人。
会っておきたい人。
行ってみたかった場所。
まだまだ、人生のやり残しが見つかるかもしれません。
よりよく生きるため自分探しのようなものかもしれませんね。
自分の歴史を記録するのも、パソコンがあるから手書きよりずっと楽に文章書きができると思います。
写真の整理なども、スキャナがあるからこそできる楽しみ方もあります。
今、できることから生前整理をしてみませんか。