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塾長の考え(化学の質問)①

一木康広

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テーマ:塾長の考え

根っこ
現高校2年生の生徒が、




「ここがわかりません」




と化学の質問をしてきた。




高校化学の場合、

●化学基礎

●化学(理論化学)

●化学(無機・有機)




この3エリアに分けて、

ターゲティングする。

(本当はもっと細分化するが)




それから、

学力分析をするためのデータを、

生徒ごとに蓄積していく。




その結果をもとにして、

有効性のある対策を実行する。




検証を繰り返して改善すれば、

「真の学力」がついてくる。




生徒が文系の場合、

「化学が…」




と言ってきた場合は、

「化学基礎が…」

という意味であり、




そのことを講師は理解して、

学習指導をすることが基本。




そして、

何がわからないかの確認をすると、




①化学基礎の知識が理解できていない

②中学理科の知識が抜け落ちている




原因はこの2つにほぼ集約される。




そして普段から、

中学生を教えていない講師は、

②の重要性を認識していないため、




そこの説明をついついカットしがち。

(集団授業ではよくあること)




そのうえで、

①の化学基礎の範囲で解説してしまう。




「わかるよね?」




と生徒に向かって言いながら。




教えられる生徒は、

②の部分をすっぽかされるので、




根本的理解には至らない。




しかしながら、

何となくわかった気にはなる。




根本理解をしていない生徒が、

入試問題を解けるようになることは、

ない。




「根本治療」という考え方があり、

「根本療法」という言葉が、

医療用語にはあるのだが、




どういう意味か簡単に言うと、




「症状の原因を改善する治療法」







これがうまくいくと、

長期的な再発防止を見込める。




これに対して、




「対症療法」




という言葉があり、




これは要するに、




症状がもたらす苦痛を緩和する、

そのことにフォーカスする医療。




この治療をした場合、

瞬間的には問題が解決したように、

本人が思うのだが、




時間が経過するとまた問題が出る。




塾が期待されている個別指導は?




「根本治療」




だと私は確信している。




集団授業を受けても理解できない、




そんなわが子を何とかしたくて、




個別指導の塾を探して入塾。







だが、そこの実態はどうか。




(大学生の)アルバイト講師が、

「対症療法」をしていることが、

ほとんどではないか?




だから、解決しない。

(成績が上がらない)




「いや、上がっていますよ!」




と主張する親御さんがいたら、

私は聞き返すだろう。




「お子さんは中学生ですよね」




小中学生の内容は、

義務教育の内容であり、基礎。




中間テストや期末テストは、

暗記大会なので、

知識の詰め込みで点数は取れる。




だが、

それでは根本的に解決しない。




(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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