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塾長の考え(予備校面談)

一木康広

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テーマ:塾長の考え

嘘 本当
3月ももうすぐ終わる。




今も予備校探しをしている、

生徒と親御さんたちがいる。




今年ようやく気がついたことがある。




今まで18年間予備校をしてきて、

気がついていなかったわけだから、




猛省している。




それは何かというと、




「浪人すれば、2~300点くらい上がる」




と思っている高卒生が多いということ。







●今まで勉強していなかった。

●本気で今年は勉強する。

●今年はスマホを触らない。

●〇〇予備校なら200点は上がる。

●1日に10時間勉強するから大丈夫。




などなど、




「2~300点は上がる!」




そう思い込んでいる。




だが現実はどうか?







大学入試共通テストは1000点満点。




今年450点だった生徒が、

来年650点を取るとすれば、




200点アップ。




今年500点だった生徒が、

来年800点を取るとすれば、




300点アップ。







果たして、

こんなことが易々と起きるだろうか?




ちなみに私があるとき調べたので、

そのときの事実を話そう。




誰もが知っている某予備校のある校舎には、




1校舎にもかかわらず、

1200人を超える浪人生がいたが、




その中で100点以上の点数が上がった、




その生徒たちの名前が黒板に書かれていた。




表彰されていたのである。

(それを撮影した写真を私が見たわけだ)




「100点以上アップ!おめでとう!」




はたして、その数は?




北斗塾予備校に面談に来る、

親御さんたちに、




試しに聞いてみると…







「半分の600人ですか?」




「500人かしら…?」




こういった答えが返ってきた。




これが「世間」の予想なのだ。







さて正解はというと、




「21人」。




母集団が1200人ちょうどでも、




そのパーセンテージは、




「1.75%」である。




私は18年間予備校を運営してきて、




しかも、




個別指導をしてきた経験から言うと、




1年間で「100点アップ」は、







センター試験の時代ならまだしも、




思考力、判断力、表現力重視の、




大学入試共通テストにおいては、







至難の業である。







ましてや、




「200点アップ」

「300点アップ」




といったことができれば、




それは、




「とてつもない(講師の)指導力」

「想像を絶する生徒の努力」




が織りなす離れ業だと言わざるを得ない。







もしもそれらを、




「(必ず)できる!」




と宣言するような塾や予備校があれば、







きちんと確認をした方がよい。







昨年度在籍した受験生が何人いて、




何人がその「離れ業」をやったのか、と。




証拠も出してもらった方がいい。

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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