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コラム
塾長の考え(ショート 601)
2023年8月26日
真の学力をつけた上で成績を上げる。
「正しいやり方」を忠実に守ることで、
生徒は自分の学習に、
効率や実効性をもたらすことができる。
塾講師は生徒の個性を考慮し、
自らの視点を単なる今の成績に、
限定することがないように心がける。
そうすることで生徒の未来の可能性を、
見失わないようにする。
表面的なことだけを見ない。
本質を見抜く努力をする。
塾講師は生徒1人ひとりの、
心理的な側面も常に考慮する。
生徒は自分たちがなぜ勉強するのか、
その行為に意味を必要としている。
人間は誰でも自分たちが何かしら、
有意義なことをしているという、
そういう感覚を求めているからだ。
塾講師という立場を利用すれば、
生徒に強制的に勉強させることはできる。
ただし、
それでは生徒との間に絆は生まれない。
塾講師は生徒や親御さんたちとの間に、
共同体の意識を持つべきだ。
共同体なのだからその根底には、
価値、目標、学習管理の共有に基づく、
目に見えない信頼関係があるべきだ。
その関係性が強ければ強いほど、
良い結果は生まれる。
私はそういう経験を何度もしてきた。
あるときには、
「ともにがっかりする」。
そしてあるときには、
「ともに喜ぶ」。
そして最終的には、
「ともに感動する」。
そういうストーリーだ。
そのストーリーの脚本は塾長が作り、
監督は各々の教室の責任者が行う。
技術指導は担当の講師が行い、
主役を輝かせる。
(続く)
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