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一木康広

中学・高校・大学受験合格へと導く自立型個別指導のプロ

一木康広(いちきやすひろ) / 塾講師

株式会社北斗塾

コラム

塾長の考え(親子関係)18

2023年8月14日

テーマ:塾長の考え

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

討論
親子関係の改善のやり方。



①わが子に声をかける。

②雑談をする。

③わが子の話に耳を傾ける。

④理解に努める。

⑤共感をする。



この5つの手順で進めればいいことは、

何回か説明している。



注意点も解説した。



では、

もうはるか前過ぎて忘れているであろう

GKくん(宮崎西高校理数科出身)の話に戻る。

(第1回~3回「親子関係参照」)



「1.調査」から始まったGKくんの学力。



この調査でハッキリわかったことがあった。



それは、

国語の学力が極端に低いということだった。

国語の学力が低いことは一番まずい。



なぜならば、

教科書も参考書も学校の授業も塾の指導も、

すべてが「日本語」で行われているからだ。



すべての瞬間に機会損失(ロス)が出ることが確定。



例えば学校での国語の授業。

これを受講していてもほとんどの生徒の学力は、

上がらない。



理由は自分の頭で考えないからだ。

ほとんどの生徒が授業中ずっと、

黒板の内容をノートに書き留めている。



これでは単なる「書写」と変わらない。

授業の時間を活かせるという段階の前。



板書するということは、

勝負の力点が授業の時間内ではなく、

自宅学習の時間内に移行してしまっている。



つまり、

自宅学習時間内において、



「なぜこのような解答になるのだろうか」



これを自分の頭で徹底的に考え抜かないとダメ。

この考え抜く時間中に生徒自身の頭の中で、

「化学反応」が起きる。



こうならないと「真の学力」は養成できない。



この「考え抜く」という行為だが、

これが授業中になかなかできない。



教師は教科書の本文の説明をすることに集中して、

生徒の理解度チェックは行われていない。



国語のような語学の学習は、

教師と生徒との間で「交流」できれば、

じつは飛躍的に学力が向上する。



私はこのやり方で、

60点未満(100点換算)の生徒たちが、

本番(センター試験時代だが)で、

満点をとるという経験を何度もしている。



ただし、

正直に言うとこれは「現代文」に限ってだ。



そういうわけで私個人としては、



「国語(現代文)はディスカッションで伸びる」



という確信をもっている。



もうひとつ指導ノウハウを特別に披露するが、



「小論文はディベートで伸びる」



これも何度も実証済みである。



国語という教科は3つの科目で構成されている。



1.現代文(評論文、小説文)

2.古文(日本の古典)

3.漢文(中国の古典)



現代文と古文・漢文の学習方法は違う。



古文と漢文は英語と同様に、



1番目に古典文法(古文)と句法(漢文)、

これは英語で言うところの英文法だが、

ここから始めれば効果が出る。



2番目は「音読を徹底する」こと。



だがGKくんは…、

このやり方以前のレベルだった。



国語力が低いおかげで、

彼の学習効率や効果は悪影響を受け続けた。



中学時代の国語の勉強不足が、

高校生になってからの彼を、

いつまでも苦しめ続けた。





(続く)

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