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塾長の考え(甲子園)その2

一木康広

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テーマ:塾長の考え

母と子の良好な関係
今朝インターネットで記事を見ると、

高知中央高4ー履正社高10、

という結果が出ていた。



履正社高校と言えば大阪代表。



「やはりな…」



と思わされた。



東京や大阪から代表を勝ち取ってきた高校は、

予選がすでに甲子園状態。



ここで勝ち上がって代表校になるには、

すでに全国上位レベルでないとムリ。



このような激戦区で優勝できなかった、

2位やベスト4の高校でも、

甲子園に出てきたらおそらく1回戦は突破する。



もちろん相手にもよるが、

平均的な地方代表校にはおそらく負けない。



つまり、

都会の大激戦区を勝ち上がってきた高校は、

すでに全国上位レベルなのだ。



これが現実である。



そして、

これと同じことが大学入試でもいえる。



地方のゆる~い感覚で、



「東京の〇〇大学を目指す」



と言ってもまるでレベル違いだったりする。



学力の前に「意識」のレベルが。



意識レベルが低いから、

取り組む時期が大幅に遅れる。

そのため時間的に間に合わなくて不合格。



学力レベルは低くても、

早い時期から取り組めばどこの大学でも狙える。

これが真実。



なぜなら、

学力は塾でいくらでも伸ばせるからだ。



だが、

「真の学力」をつけるためには、

盤石な土台(基礎学力)がいる。



この基礎学力を養成するのに、

莫大な時間がかかる。

抜けや漏れがあると土台にならないからだ。



崩れてしまう土台では負ける。



土台構築には時間がかかるが、

それ以上に施工する「順番」が大切。



この順番が間違うと大幅な時間がかかる。



このせいで受験勉強時間が一気に削られる。

その結果勝負に負ける。



いつでも「落とし穴」があり、

だからこそプロの助けが必要なのだ。



しかし、

意識が低いため実際は「ウサギとカメ」状態。



気が付いたときには「もう時すでに遅し」となる。



大学受験は中学受験と似ているところがあり、

早い時期に「気が付く」かどうかがカギを握る。



中学受験の場合は、

親が早めに気付けばほぼ「勝ち」が確定。



だから、

中学受験は「親の受験」と呼ばれる。



親の意識が高いか低いかで勝負が決まりやすい。



ところが高校生になるとどうか。

今度こそは正真正銘の「生徒本人の受験」。



よって、

生徒本人の意識が高くないとそこで勝負あり。



親が早い時期にあれこれ言っても、

「聞かない」。



親が前もってなんども警告しても、

「取り合わない」。



挙げ句の果てには(言い過ぎたため)、

「うるさい」。



こういう状況の家庭がすごく多い。



つまり、

親と子のコミュニケーションが、

「良好」の状態でないと親の意見は通らない。



無視される。



親の意見は人生経験からくる貴重なものだが、

わが子は当然ながらその価値がわからないため、

要点だけ伝えようと焦ったところで、

わが子は聞く耳持たず。



要するに、

中学生までの親子間のコミュニケーションが、

良好または「普通」でない限り、



大学受験でわが子が苦戦するのは当然なのだ。

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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