塾長の考え(夏期講習)②
今回は無敗の武将、上杉謙信公。
(現代語訳)
「宝在心」
一、物欲がなければ、心はゆったりとし、体はさわやかである
一、気ままな振舞いがなければ、愛嬌を失わない
一、無欲であれば、正しい行い、良識な判断ができる
一、私心がなければ他人を疑うことがない
一、驕り高ぶる心がなければ、はじめて人を諭し教えられる
一、心にやましい事がなければ、人を畏れない
一、間違った見方がなければ、人が従ってくる
一、貪欲な気持ちがなければ、おべっかを使う必要がない
一、おだやかな心である時は、言葉遣いもやわらかである
一、忍耐すれば何事も成就する
一、心がすがすがしい時は、人に対しても穏やかである
一、勇気を持っておこなえば、悔やむことはない
一、心が豊かであれば、無理な願い事をしない
一、孝行の心があれば忠節心が深い
一、うぬぼれない時は、人の長所や良さがわかる
一、しっかりした信念があれば、人を咎めだてしない
時代が変わっても、
時代観や価値観が多様化しても、
人間の精神は変わらないもののようだ。