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塾長の考え(宮崎西高校理数科)②

一木康広

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テーマ:塾長の考え

秀才
高2のKくんは理数科に在籍中。



現在4月後半。

ゴールデンウイークを前にした、

4月最後の塾の日。

Kくんの学習指導があった。

今日は数学の難しい問題(レベル6)を、

ある単元(Kくんが苦手とする)だけ、

軽~く問題演習をした。

その後、

彼の希望が珍しくあったため、

模試の過去問に取り組んだ。

(英語だけ)

2年前の7月実施の模試の問題、

つまり過去問ということになる。

この問題はベネッセコーポレーションが、

主催者として実施する、

いわゆる「進研模試」というものだ。

問題1はリスニングである。

「問題2からお願いします」

K君の要望で2番から開始した。

「今始まったな…」

そう思っていたらもう終了。

「次、問題3をお願いします」

「お、おお」

しばらくしたらもう終了。

「1つミスしました」

「大丈夫?」

「大丈夫です、ケアレスミスです」

「…そうか」

「次、問題4をお願いします」

「あ、わかった」

「ありがとうございます」

あっという間に終了。

終始こんな感じ。

まるで手がかからない。

質問もほとんどない。

塾にいったい何をしに来ているのか?

学習をしに来ている…だけ。

北斗塾が提供するあらゆる問題を、

信じて学習しているだけ。

「この順番でやるんだよ」

それを信じて学習していくだけ。

今回のように模試の過去問の、

問題を解いて間違うことがあっても、

解答・解説を見れば瞬時に理解する。

瞬時にだ。

それでも間違いは間違い。

理解したんだったら、

次の段階としては定着作業に入る。

「再テストだよ!」

「はい!」

しばしの時間。

「できました」

「え、もうできたの?」

「はい」

「え~っと、ちょっと見せて」

「はい、これです!」

「う~ん。(できているなぁ)」

「何かありますか?」

「いや、別に…。では、続きを」

「はい!」

万事こんな調子。

こりゃ…、まるで手がかからないな。

こういう生徒がゴロゴロいるのが、

宮崎西高校の理数科である。

宮崎は田舎かもしれないが、

優秀な人材はこの学科にたくさんいる。

それでも昨年度の東大合格者は、

現役1名、浪人1名の計2名とか。

う~ん、やはり、おかしいな…。

このレベルの生徒たちならば、

受験すれば受験者の8割以上の生徒が、

大学受験時に、

国公立大学の医学部医学科なら、

合格しそうなものだが…。

おそらく東大にも学科内から、

毎年最低でも20人くらいは、

合格しないといけないのではないのか?

あくまでも個人的な意見だが、

そのように思えてならない。



(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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