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コラム
2023 自治医科大合格 ②
2023年2月18日
思い起こせば最初の面談時の父と息子の会話は、
「もう時間がないんだから今行っている塾はもうやめだ」
「何でやめないといけないの」
「もうこっちの塾でしっかりとやった方がいいんだから!」
「やめたくないよ、何でそうなるの」
「甘いこと言っている状況じゃないんだぞ!」
「いや、そこの先生にも良くしてもらっているんだから」
「…」
「勝手に決めないでよ、もう」
お父さんは北斗塾に息子を全部任せたい。
息子は週2回行っている今の塾(英語専門)を辞めたくない。
「体験して決めるから、それでいいやろ!」
無料体験を2回してから本人に決めてもらうことに。
結局今行っている塾は週1回だけ行くことにして、
残りの平日は全部北斗塾に来ることになった。
これは北斗塾としては「非常時の特例」。
原則として北斗塾では毎日塾に来ることを認めていない。
毎日来るようにしたら塾への依存心が大きくなるからだ。
それは生徒のためにならない。
特に中学生の時にそれをやってしまったら、
自宅学習の力を養成する貴重なチャンスは奪われ続け、
毎日でも塾に行かないと、
「先生がいないと勉強が進まないよ!」
と子は親に言ってくるようになり、
毎日塾に送り迎えしないといけなくなる。
その塾の教室長の思うつぼ。
毎日来たところでほとんど自習。
わが子に聞いてみれば事実は明白。
塾に毎日通えると言っても、
実質的に場所の提供をするだけ。
塾に毎日来るように上手く仕向ければ、
めでたく塾依存症の生徒が誕生する。
自宅学習ができるように育てないと、
主体性のある人間にはならないのに、
もしも高校生でこの状態だと重症。
これが大学受験の失敗につながる原因の1つ。
仮に大学に合格しても、
自力で自宅学習する習慣がないため、
大学で留年する可能性も大きくなる。
そんな指導を親御さんが望んでいるはずがない。
(続く)
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