60代では6割が白内障？！

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「よく見える目」をあきらめない（荒井宏幸）という本を読みました。その1
・老眼に対するレーシック手術よりも現在主流になっているのは、多焦点眼内レンズ。
これはもともと白内障の手術に用いられた技術です。

・老眼と白内障は「セット」であなたの身に起こってくる。

・実は老眼の手術は白内障の手術とほぼ同じ方法でできる。

・老眼手術には、レーシック、眼内レンズに加えて、角膜内インレイという方法がある。

・老眼治療の場合は、遠近両用焦点を持つ人工水晶体を入れるので、白内障も治る、手元も遠くも見えるようになる。

・水道水で目を洗うのはできるだけ避けること。
水道水にはアメーバに感染する危険がある。
それが原因で失明する場合もある。

・近年、失明のリスクが高い「加齢黄斑変性」の患者数は、世界的に増えていて、アメリカではすでに50歳以上の失明原因の第1位になっている疾患です。
日本でも患者数が急激に増えていていて、現在は失明原因の第5位ですが、近い将来第4位に上がるとみられている。

・ルテインとゼアキサンチンをセットで紹介しているのは、実際に体内でもセットで網膜に存在し、抗酸化作用を発揮しているからです。

・ルテインは単体では体内に吸収されず、血中に運ぶ役割を果たす亜鉛やマグネシウムなどのミネラルと一緒に摂ることが重要。

・2015年ファンケルから発売された「えんきん」というサプリメントは、目のサプリメントで初めて機能性表示食品に選ばれた商品です。
「えんきん」にはアスタキサンをはじめ、ルテインやDHAなど、手元のピント調節力をサポートする色素が配合されている。
また、富士フィルムのスキンケア商品「アスタリフト」に使われている、ナノ化したアスタキサンチンは、ナノ化していないアスタキサンチンと比較すると、さらに抗酸化力が9倍違うというデータが出されているほど強力なものです。

・市販の目薬に使われている防腐剤には、8割くらいの商品に塩化ベンザルコニウムという一番避けてほしい防腐剤が使われている。

・2剤以上の目薬を差すときは、間隔を5分空けること。

・目薬に入っている防腐剤の効果は、1か月～せいぜい1か月半程度とそれほど長くない。

・目の結膜は胃の内膜と同じ粘膜ですから、目の表面もムコスタを使えば保護できることが判明し、2年ほど前からドライアイの治療薬として使われるようになった。

・白内障は、早い人では40代から症状が出始め、「60代では6割が白内障」といわれている。

・ステロイド薬を長期間使っている人も、白内障になりやすい。
使用期間は10年前後。
内服の場合はさらに症状が出るのが早くなる傾向がある。

・白内障だけなら治療すれば治せますからまだ問題ないのですが、ステロイド薬の長期使用は、実は「緑内障」も発症しやすくなることが分かっている。
緑内障は、治らない病気の筆頭格で、失明の恐れがあるため、早期発見できるかどうかが、その方の人生のQOLを大きく左右する。




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