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小野由樹子(おのゆきこ) / キャリアコンサルタント

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コラム

成長する会社づくり 優秀な人材が去るのは経営者の責任

2020年3月25日

テーマ:部下から信頼されるコミュニケーション

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 退職 手続き

「優秀な人材が辞めていく」「有能な社員が他社へ転職していった」
こういった問題は多くの会社で起きており、悩んでいる経営者は少なくありません。なぜ優秀な人材、有能な社員が辞めていくのでしょうか?
今回は、その原因と対処法をご紹介したいと思います。

優秀な社員を退職させてしまう理由

まずなぜ優秀な人材・有能な社員が辞めていくのか、その原因について考えてみましょう。その原因は大きく分けて7つあります。

(1)仕事が偏っている
優秀な人材・有能な社員がいると、ついついその社員に多くの仕事を振り分けてしまいます。そのほうが成果も上がりやすくなり、会社組織として運用が楽になるからです。しかしそれでは、優秀な人材・有能な社員に仕事が偏ってしまい、ワークライフバランスが成り立たなくなります。

(2)社員と上司・管理職の間で相互理解がない
仕事の話をするのは当然ですが、それ以外の話題でコミュニケーションを取ることも重要です。仕事以外の話を聞くことにより、互いにどんな思いを持ちながら仕事をしているのか、わかるようになります。こういったことがわからないまま仕事を進めると、お互いに対してよい感情を持てなくなり、情報共有がうまく機能しなくなります。

(3)適切な評価を受けていない
優秀な社員が高いパフォーマンス力を発揮した際に、上司や管理職はどんな反応を示すでしょうか?「君は優秀なのだから、これくらいの成果は当たり前」と感じることはないでしょうか?

そういった環境は優秀な社員のモチベーションを低下させてしまいます。仕事ぶりや成果はきちんと評価し、ほめるようにしましょう。

(4)社員の成長をサポートする制度がない
優秀な社員は将来の計画や目標が明確で、日々努力をしています。そしてそういった社員には、研修や講習など学ぶ場を提供することが重要です。自己の成長を感じることができれば、優秀な社員のモチベーションをさらに引き出すことができます。

(5)人事採用・昇格がうまく機能していない
もし社内での昇格が能力や実力ではなく、媚を売れるかどうかで決まっていたらどうでしょうか?
そういったことが起こっている会社では、有能な社員のモチベーションは低下し、他の会社へと目が向けられるようになります。
人事評価の基準をきちんと設定し、有能な社員が昇格できるよう、整えていくことが重要です。

(6)社員に裁量権がない
有能な社員であれば、上司や管理職から口を出されずとも、自分自身の力で仕事を成し遂げることができます。そういった社員へは裁量権を持たせることが重要です。主体性を持たせるようにし、能力を活かしながら業務にあたってもらいましょう。

(7)尊敬できない人物がいる
人間性に問題がある上司や管理職がいる職場環境では、気持ちよく働くことができません。優秀な社員は尊敬できない上司や管理職がいる場合、辞めてしまうこともあります。上司や管理職の教育も非常に重要です。


このように優秀な社員が去っていくには何らかの理由があります。その理由を踏まえた上で、今後同じことが起きないように、対策を講じる必要があります。

優秀な社員を退職させない仕組みづくり

ではどうすれば優秀な社員を退職させないようにできるのか、考えてみましょう。

(1)人事評価制度を見直す
実力や能力に応じて昇給や昇格ができるよう、人事評価制度を見直すことが重要です。公正・公平に成果を評価し、その評価が目に見える形で現れれば、優秀な社員のモチベーションもアップします。

(2)部下のサポートをする
部下が悩んだとき、問題を抱えているときは、きちんとサポートをするようにしましょう。ともに解決する姿勢を見せることで、社員からの信頼を得ることができます。

(3)適切な評価を行う
部下の成果や仕事ぶりに対して、適切な評価を行いましょう。ただほめるのではなく、昇格・ボーナスの支給など、きちんと待遇面でも評価をする必要があります。そしてその際には、部下がどんな待遇を望んでいるのかを把握しておくようにしましょう。

(4)学ぶ場を提供する
優秀な社員の自己実現欲求を満たすためにも、学ぶ場を提供することは効果的な方法の1つです。また社内での勉強会で講師を依頼するなど、部下自身が成長を実感できる場を設けるのもよいでしょう。

(5)採用モデルの策定
優秀な社員たちは一体どんなタイプなのか、しっかりと分析をしましょう。それをもとに、今後どんな人物を採用すべきなのか、採用モデルを策定します。それをもとに採用活動を行えば、さらに優秀な社員を確保することができます。

(6)裁量権を与える
自己管理ができる優秀な社員に対しては、裁量権を与えてリーダーなどに起用しましょう。基本的な判断は優秀な社員自身に任せ、問題が発生した際にサポートを行います。

(7)全方位評価を行う
上司や管理職が部下を評価し、部下も上司や管理職を評価する仕組みを構築しましょう。そして、その結果から組織にとって何が必要なのかを検討しましょう。
上司や管理職が優秀であるにも関わらず、その部下の成果が悪かったとします。その場合、上司や管理職のマネジメントに問題があるのかもしれません。このように、組織に不足していることを全方位評価から引き出すことができます。


優秀な社員が辞めるのを防ぐためには、社員ひとりひとりとのコミュニケーションが重要です。上司や管理職と部下の間で信頼関係を構築し、ともにキャリアプランを実現できるようにサポートしましょう。

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この記事を書いたプロ

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