「誰かのために」は「自分のために」ができてから始まる

小野由樹子

小野由樹子

みんな優しい。

誰かのために何かしたい。

自分のことは後回しでも、誰かのために役に立ちたい。



でも、それって順番があるってこと、忘れがちですよね。


誰かのために何かをする、ということは、相当エネルギーを使うことです。

それなのに、「あの人のために・〇〇のために」と言いながら、

ガソリンが切れそうな表情をしている人を何人も見ます。



厳しいことを言うようだけれど、

あなた自身が満たされていないのに、何ができるというの?


それでは「誰かのために」が「自分の満足」にすり替わった行動になってしまう。

「誰かのために」やっていることと自分では信じているから、

「せっかくやってあげたのに」が生まれやすい状態。

自分が満たされていないから。

それって、お互いに幸せではないんじゃないかな?



まず自分。なんでもそうだよ。

一番身近な人である自分を満足させられなくて、他人を満足させられるわけがないよ。


エネルギーって、与えるものではなく伝わるもの。

溢れ出ているから、相手が自然と受け取れるんです。





まずはその状態にあるか、自分で自分をチェックしてみましょう。

「誰かのために」という欲求が、実は「自分のために」という気持ちの

投影だったことにも気づけるかもしれない。

気持ちの投影、というのは、実は自分が望んでいることを「相手」に見ること。

私たちは日常、自然と行っています。もちろん、私も。

それを知っているか、知らないかが大きな違いなだけ。



まずは自分を満たしてあげよう。

今日は好きなもの食べた?

心地よい音楽聞いた?

見たい番組、読みたい本読んだ?

好きな人に会った?

自分を労わった?

好きなこと学んだ?

何もしない時間があった?

そうしていくと、自然と自分のことがわかってくる。

満たしてあげることも、突然100%を目指すのではなく、

30%、50%・・・と「満たす」ことを意識するだけで違います。





そうして、誰かがすり減る上で成り立つ関係ではなく、

みんなで、優しさを分け合っていけたらいいですよね。

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小野由樹子
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小野由樹子(キャリアコンサルタント)

株式会社キャリアアシスト

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