叱るときも、子どもの視点かどうかを確認して見ましょう
最近、chatGPTのように、高度なAI(人工知能)で、処理できることが多くなってきました。
確かに、使い方次第で便利になりますが、こうした高度AI時代にどのような力が必要でしょうか?
★正しい答えとは限らない★
~情報が正しいかを判断する力が必要~
こうしたAIは、ネット上にある過去の文章を勉強して、知識を蓄えていきます。
また、学習が未熟な場合があり、必ず正しい答えが表示されるとは限りません。
たとえば、執筆時点で、「東京都の特別区をリストアップして」とお願いすると、23区が正しく出てきます。
私の住む「三重県の市をリストアップして」とお願いしたところ、正しくは表示されませんでした。
これは簡単な例ですが、返ってきた答えに対して、その情報が正しいかどうかを判断する力が必要になります。
★答えを導きやすくする文章を考える★
~検索ではないので、正しく文章を書ける力が必要~
こうした高度AIは、従来の検索とは違って、単語の羅列ではなく、文章で一定の長さを書けば精度が上がります。
先ほどの例では、従来の検索なら「三重県 市 一覧」と検索すれば良いわけですが、
高度AIには、「三重県にある市をリストアップして」と書く必要があります。
これは短文ですが、長い方が良い結果が得られる傾向にあるようです。
SNSでは短文でやりとりすることが多く、特に若い人たちには、自分の思いや考えを文章にできるようにする力が必要になってきます。
★全く新しいものは創造されにくい★
~新しいものを作り出すという、創造力が必要~
たとえば、桜で俳句を3句作ってとお願いすると、17文字の俳句が3つ表示されます。
しかし、季語の重複などがあり、俳句としてはダメなものばかりでした。
こうした過去の規則に従ったものは、高度AIでも対応できますが、全く新しいものを作り出すことはできません。
ということで、技術は今後進歩していきますが、今の段階では、まだまだ、人間の力が必要になるようです。
・情報リテラシー「情報が正しいかを判断する力」
・自分の思いや考えをきっちり文章にできる力
・創造力
高度AIはまだまだルールで、人に取って代わるものではありません。
しかし、手順の決まった仕事は置き換えられていく可能性があります。
これからは、この高度AIをどのように使いこなすかが、ポイントになってきます。