屋根工事が、耐震工事として助成金を受けられます
雨漏りの原因は屋根以外にも・・・!
雨漏りが発生した場合、その原因は屋根だけではありません。
屋根以外にも、外壁やサッシなどいたるところから雨漏りが発生する可能性があります。
屋根の場合は、突風や強風にも耐えられるようになっていますが、外壁やサッシ、換気扇部分などは外部からの影響を受けやすく、雨漏りが発生するポイントにもなっているのです。
雨漏りが発生した時はどこから発生したのかわからず、慌ててしまうものですが、必ず劣化箇所があるはずですので、落ち着いて行動するよう心がけたいですね。
では、具体的に屋根以外から雨漏りが発生するポイント、今回は外壁部分から雨漏りが発生するケースについてご説明したいと思います。
外壁の「ひび割れ」はなぜ起こる?
外壁部分から雨漏りが発生するケースとして多いのが、「ひび割れ」によるものです。
ひび割れが起こると、雨水などが徐々に建物の中に侵入していき、結果、雨漏りを引き起こすことになるのです。
建物の外壁には主に「モルタル」が使用されていますが、それらひび割れの原因は「外壁の劣化」によって発生します。
外壁に使われている材料にはそれぞれ寿命があり、外壁として使われる場合が多いALCやサイディングはパネルとパネルのあいだをうめるコーキング剤の寿命が10年ほど、モルタルはおよそ30年で劣化が始まると言われています。
外壁の材料によってそれぞれ耐用年数は異なってきますが、時間が経つにつれ劣化していくことには間違いありません。
一度発生してしまったひび割れはそこから徐々に大きく広がっていってしまいますので、雨漏りが発生する可能性も高くなります。
チョーキング現象など、外壁の異変をこまめにチェック
外壁の経年劣化以外にも、突風や強風などによって飛来物が壁に当たり、モルタルの塗り壁などにひびが入ってしまうケースもあります。
これらの自然災害は必ず起こるものですので、台風などが発生した後に雨漏りがあった場合は、一度外壁をチェックしましょう。
また、外壁を守るサイディングなどの隙間にはコーキングと言われる隙間を埋める素材がありますが、これが痩せて隙間が出来たり、ひび割れしているケースもあります。
コーキング自体は外壁材とは違って早いスピードで劣化していますので、コーキングの状態はまめにチェックすることをおすすめします。
また、外壁を手で触って白い粉が手につくのもチョーキングといって劣化のサインです。
タイルを張った外壁などは、目地の部分に白い結晶がついている白華現象が起きていたら注意してください。
いずれにしても、住まいの外回りにも意識を払い、定期的にメンテナンスを行うことが住まいの寿命を伸ばしてくれます。
➢外壁のトラブルが雨漏りを引き起こす場合
➢外壁材の劣化にともなう雨漏り