妊活と基礎体温
今年の5月で12年目を迎える事が出来ました。
年間延べ6000人以上の患者様の健康に携わってまいりました。
東洋の森は全国でも数少ない、中成薬(中国古来の処方に基づいた漢方薬)と日本伝統鍼灸を行っている
治療院です。
中成薬は聞きなれない言葉ですが・・・
現在病院などで処方されている漢方薬は植物から摘出したものとなりますが、
中成薬の特徴は、植物性の生薬と動物性生薬を混合させたものが多数あります。
動物性生薬は体力回復のパワーが強く即効性があります。
例 ろくじょう・・・まだ角化していない鹿の角を砕いたもの
動物性生薬は粉ですと飲み難いですが、製品化され丸剤になっておりますので服用しやすいです。
鍼灸では日本古来から伝承されている灸を主体とした手技を行っております。
灸は熟練の技により 「熱くなく」、「跡が残らない」赤ちゃんでも受けられます。
東洋の森では、漢方の良い所・鍼灸の良い所を熟知しているからこそ
患者様の状態により、どれがベストな選択なのか両方必要なのかを御提案できます。
一つ不妊治療をされている方の例をあげますと、、、
基礎体温の高温期(黄体期)が短い方にご相談を受けた場合
高温期は基礎体力が落ちている場合、ホルモン剤を補充してもなかなか安定しない特徴があります。
そこで、先程の動物性生薬が配合された補腎(体力を補う漢方)の力を持った漢方を服用して頂くと
早い方で翌月から高温期が安定してきます。
この方が、月経初日の出血の色が茶褐色または、紫紅色から始まっている場合
内膜の厚さが十分にあっても良い状態とはいえません。
内膜が血流良くふさふさのベットの様な状態から月経が始まった場合、きれいな鮮血から始まります。
検査に異常がなく、なかなかご妊娠されない方は血行不良による内膜の状態が硬くなっている事が原因の患者様が多数おられます。
この場合、灸が大変有効です。
子宮につながるツボや・子宮の上に直接アポローチすることにより
子宮の血流を改善させます。
基礎体温の高温期が弱く、月経初日の色が悪い場合は鍼灸と漢方両方加える事で
妊娠しやすい体になります。
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