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コラム
今日出来ることはその日のうちにしてしまう
2015年1月6日
今日出来ることはその日のうちにしてしまう、あるいは、今日しなければならないことはなんとしてもやってしまう、ということも心がけていることの一つである(完全に出来るかはさておき)。
連絡のタイミングや、書面の送付のタイミングで問題が起こってしまうことがあるのが弁護士の仕事である。
また、隙間時間を有効に活用して、10分の空きがあるのであればその10分で仕事をしてしまうというのも心がけるべきことの一つである。
依頼者へ事件の状況を報告するため書面を作るとして、1件あたり10分かかると仮定すると、隙間時間を有効活用すれば、ある程度時間が空いたところで、訴状などまとまった時間がかる書面を作成することが出来る。
1週間にこうした隙間時間が60分あるとすれば、6つの簡単な報告書であれば書ける訳である。
逆に、隙間時間を有効活用しないと、金曜日に空き時間が2時間あるとして、6つの書面を金曜日にまとめて書くとなれば、60分かかるため、まとまった時間が60分減ってしまうことになる。
依頼者や相手方からの電話に対しても、出来るだけその日のうちに対応するようにすれば、後日空き時間を有効活用して書面が作成出来る時間が確保出来る。
なお、書面を書く際に、書きながら考えるという人がたまにいるが、これは間違いであり、日々あの事件はだいたいこう書こうなどと考えておくべきものである(たとえば、構成だけでも思いついた時にワープロ打ちしておくことも出来る)。
そうすると、書面を書き出した時には構成は出来上がっているので、表現などを考えるだけで済み、仕事ははかどるのである。
日々の細かい努力が大事だということである(注 私が完全に出来ているというつもりでこれを書いている訳ではなく、常々書いているが、自省の意味を込めて書いていることに注意してください。)。
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