桜満開で思い出す
レキシと言っても、歴史のことではない。
池田貴史さんというミュージシャンの、ユニット名である。
ご存じの方はご存じであろうが、読んで字の如く、レキシの曲は全て
日本の歴史上の人物や出来事を主題としている。
なぜいきなり、レキシのことを書いているかというと
最近7枚目のアルバムがリリースされ、それを聴き込んでいるからである。
レキシを聴くのは今に始まったことではなく
もう10年ほどは聴いていて、6枚目までのアルバムの中で
好きな曲をいくつか挙げると
・狩りから稲作へ feat.足軽先生・東インド貿易会社マン
・きらきら武士 feat.Deyonna
・ほととぎす feat.聖徳ふとこ
・墾田永年私財法 feat.田んぼマスター
・年貢for you feat.旗本ひろし・足軽先生
・アケチノキモチ feat.阿部のsorry大臣ちゃん
・KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ
・最後の将軍 feat.森の石松さん
・GOEMON feat.ビッグ門左衛門
・KATOKU
などなど、枚挙に暇がない。
各曲の内容を説明するのは無粋だから、やめておこう。是非一度お聴きいただきたい。
全体的にいえるのは
ものすごい名曲に、ものすごくばかばかしい(とあえて言う)歌詞がついていて
それを、ものすごく真面目に歌いきっているのである。
そして、「feat.」と書かれているとおり、様々なアーティストをゲストに迎えているが
そのゲストたちも、当然大真面目で歌いきっている。
上に挙げた中では、例えば、「Deyonna」は椎名林檎さん、「森の石松さん」は松たか子さん
「ビッグ門左衛門」は三浦大知さんである。
このように、レキシの曲にゲスト参加した方には、「レキシネーム」という名前が送られるのが
習わしになっている。
ちなみに、レキシは、2013年に「GO OUT Jamboree」という
富士山の麓で開催されるキャンプ・イン・フェスに行ったときにアーティストとして参加していて
生で聴いた「狩りから稲作へ」は、最高に気持ちよかった。
この「狩りから稲作へ」は、ジャズピアニストの上原ひろみさん(レキシネーム「オシャレキシ」)と
ライブでもコラボしている映像が、Youtubeで観られるので、お勧めである。
そして、今回の7枚目のアルバム「レキシチ」での一押しは
「鬼の副長HIZIKATA feat.ぼく、獄門くん」である。
お察しのとおり、題材は新選組の副長土方歳三で、ゲストは打首獄門同好会である。
この曲の何が凄いかというと、とにかく頭にこびりついて離れないのである。
いつも通りというべきか、歌詞の内容が単純明快であるのも一つの要因であろうが
一つ一つのワードのインパクトが凄まじい。
好き嫌いがあるのかもしれないが、是非一度聴いてみていただきたい。
そして、取って付けたようであるが
レキシの曲を聴いていると、例えば、「あれ?新選組って実際、歴史上どうやったっけな?」
と思い、ちゃんと勉強し直してみよう、と思うのである。
なので、僕は今、幕末から明治にかけての出来事、新選組の位置づけについて
学び直しているところである。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
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