ゴルフはやりません、たぶん
弁護士は、ご依頼者本人に代わって、訴訟行為などを行う。
しかし、本人の言っていることや望んでいることを
何でもかんでも、そのまま裁判所や相手方に伝えるのは
弁護士の仕事ではないと、僕は考えている。
何でもかんでもそのまま伝えれば、本人は満足かもしれないが
事案には、筋や、あるべき解決の姿というものがあり
そこから外れる本人の言い分なのであれば
本人を説得し、言い分を飲み込んでもらうべき場合もあり得る。
本人にとって耳が痛いことを伝えながら
それでも信頼関係を繋ぎ、事案を解決に導く能力こそ
弁護士に求められている資質であると、僕は考えている。
もっとも、そのように考える弁護士ばかりではないようで
右から左に本人の言い分を垂れ流すだけ、という伝書鳩のような弁護士もおり
近年は、そのような弁護士が相手方になることも増えてきたように思う。
相手方がそのような弁護士だと
事案に対する共通認識を形成できないので
あるべき解決に導くために苦労することになる。
最近でも、ある事件で
相手方である伝書鳩弁護士が、時間に遅れてまだ来ていないときに
裁判官が「●●先生が、(裁判の状況を)よく分かってないんじゃないかと思う。」
と言い、僕も「そうですよね。」と答えたことがあった。
こんなことを言われているようでは
本当の意味で、依頼者本人のためになっていないことは明らかである。
弁護士は、伝書鳩ではだめなのだ。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
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