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今週のJR(塾ジイreview)【保護者編】ープラス思考とマイナス思考を使い分けよ!ー

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テーマ:11月模試の準備と振り返り

11月の模試を、親子と先生のチームワークで乗り越える

子どもには前向きな声かけを。先生とは現実を共有する

受験生にとって、11月の模試は大切な節目じゃ。9月、10月の結果を踏まえ、これまでの努力がどのような形で表れているかを確かめる機会となる。さらに、これからの学習方針や志望校を考えるうえでも、重要な資料になるんじゃよ。
保護者としては、できることなら、この時期に志望校の合格圏に届いていてほしいと思うじゃろう。夏休みに頑張ってきたのだから、そろそろ結果が出てほしい。そう願うのは当然のことじゃ。
しかし、模試の結果が思うように伸びていないとき、親はどのように子どもを支えればよいのじゃろうか。

子どもには、前を向ける言葉を

11月の模試が近づけば、受験生自身も不安を感じておる。9月、10月と結果が振るわなかった生徒なら、なおさらじゃろう。
そんなとき、保護者が心配するあまり、「今度こそ頑張りなさい」「このままでは志望校に届かないよ」と繰り返しても、子どもはすでに分かっていることを改めて突きつけられるだけかもしれん。
もちろん、現状を直視することは大切じゃ。しかし、子どもが不安を抱えているときに必要なのは、焦りを増幅させる言葉ではない。
「今度の模試までに、できることを一つずつやっていこう」
「これまで頑張ってきたことを生かすためにも、今やるべきことを考えよう」
そうした声かけで、目の前の課題に向かえるよう支えてやりたいもんじゃな。
大切なのは、根拠なく「絶対に大丈夫」と言い切ることでも、厳しい現実を突きつけることでもない。本人の気持ちを受け止めながら、次の一歩を踏み出せるようにすることなんじゃよ。

保護者だけで抱え込まない

では、家庭では何をすればよいのか。
まずは、これまでの模試の答案や成績表を振り返り、本人がどのような課題に取り組もうとしているのかを確かめることじゃ。
偏差値や順位だけを見るのではなく、どんな問題を間違えたのか、何が改善してきたのか、次に何をすべきなのか。そこまで考えることが重要なんじゃ。
ただし、保護者だけですべてを分析し、勉強の方針を決めようとする必要はない。学習内容や受験指導については、学校や塾の先生に相談すればよいんじゃよ。
「今の成績から、志望校に向けて何を優先すべきでしょうか」
「11月の模試までに、どのような学習を進めればよいでしょうか」
「家庭では、どのような点に気をつけて支援すればよいでしょうか」
分からないことをそのままにせず、必要なことを尋ねる。先生からの説明で分かりにくい部分があれば、遠慮せずに確認する。
先生を信頼して頼るというのは、何もかもを任せきりにすることではない。家庭で気づいたことを伝え、先生の見立てを聞き、互いに情報を共有することも、立派な連携なんじゃ。

望む結果にならなかった場合も、考えて おく

ここで、もう一つ大切なことがある。
保護者が指導者と相談するときには、希望どおりの結果になった場合だけでなく、思うような結果が出なかった場合も想定しておくことじゃ。
11月の模試で志望校の合格圏に届いておれば、それに越したことはない。しかし、届かなかった場合に、どのような選択肢があるのか。志望校を目指して努力を続けるために何が必要なのか。志望校の変更を検討するなら、いつ、どのような情報をもとに判断すればよいのか。
そうした点を、あらかじめ先生に相談しておくことも大切じゃ。
これは、子どもの可能性を諦めるということではない。最悪の状況まで考えておくのは、悲観するためではなく、どのような結果になっても慌てずに対応できるようにするためなんじゃよ。
保護者が現実的な見通しを持っておれば、子どもに対しても、落ち着いて前向きな声かけができるじゃろう。
また、志望校や今後の方針については、家庭だけで結論を急ぐのではなく、学校や塾の先生と十分に相談し、本人の希望や状況も踏まえて考えていきたいもんじゃな。

親と先生が、同じ方向を向く

受験は、子ども一人だけで乗り越えるものではない。学校の先生、塾の先生、そして保護者。それぞれに役割がある。
学校の先生には、学校での学習状況や進路指導について相談できる。塾の先生には、模試の結果や学習課題、今後の勉強の進め方について相談できる。そして保護者は、家庭での様子や本人の気持ちを伝え、生活面や精神面を支えていく。
もちろん、それぞれの立場で見えているものは違うじゃろう。じゃからこそ、必要な情報を共有し、互いの考えを理解することが大切なんじゃ。
家庭では「大丈夫、今できることをやっていこう」と励ます。一方で、先生とは、現状や今後の選択肢について率直に相談する。この二つは矛盾せん。
むしろ、保護者が先生としっかり連携しておくことが、子どもを落ち着いて支えることにつながるんじゃよ。

11月の模試を、次の一歩につなげる

11月の模試は、9月、10月からの成績の推移を確かめる重要な節目じゃ。ここで志望校の合格圏に届いておれば喜ばしいことじゃが、まだ届いていなくても、これまでの最高偏差値を更新できておれば、努力が成果につながっている可能性を示す一つの材料になる。
もちろん、偏差値だけで判断してはいかん。答案の内容や、これまでに改善してきたことも含めて振り返る必要がある。
そして、模試の結果は、これからの三者懇談で志望校や学習方針を相談するための大切な資料にもなる。
だからこそ、結果が返ってきたときには、数字に一喜一憂するだけで終わらせず、学校や塾の先生と相談しながら、次に何をすべきかを考えてほしいんじゃ。
子どもには、前を向いて努力できるような言葉をかける。指導者とは、良い結果も厳しい結果も想定して、現状と今後の見通しを率直に話し合う。
保護者が一人で抱え込まず、先生を信頼し、必要なときには頼り、相談する。その積み重ねが、受験生を支えるチームワークになるんじゃよ。
受験生本人を主役に、家庭と学校、塾がそれぞれの役割を果たしながら、同じ方向を向いて支えていく。
11月の模試を、単なる成績判定で終わらせず、次の一歩につなげるためにも、保護者と指導者の連携を、今一度大切にしてほしいもんじゃな。

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久保克己(塾講師)

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