定期テスト点数アップ 第5回
前回は「家では何でもなく解ける問題がテストになると解けなかった」というテーマで
第1回<テストで過度の緊張や焦りを感じた場合>について書かせていただきました。
今回は、第2回<記憶をうまく引き出せなかった場合>についてお話したいと思います。
ここ数回、頑張っているのに学校でトップクラスに入る事が出来ない・・・努力しているのに定期テストで思うような点数が取れない原因として下記、書かせていただいています。
①ケアレスミス
②時間が足りなかった
③家では何でもなく解ける問題がテストになると解けなかった
④テスト勉強が間に合わなかった
⑤思っていた以上に難しい問題が出て焦ってしまった。苦手な問題が出題された
この中で「家に帰って解いてみるとなんでもなく解けたのに、テストの時は出来なかった」という話も良く聞きます。
この場合、原因として2点、考えられます。
<テストで過度の緊張や焦りを感じた場合>
<記憶をうまく引き出せなかった場合>
今回は<記憶をうまく引き出せなかった場合>についてお話したいと思います。
これは記憶の棚に入っているのだけれど、うまく引き出す事が出来ない場合です。皆さんも経験がおありかと思います。人と会った時に「知っている人なのに、名前が出てこない」というような場合です。知識が完全に定着していない場合に発生するようです。
対策としては「知識の反復」「知識を印象に残す事」「記憶を出力する練習」が考えられます。
「知識の反復」は言うまでもありません。毎日会って、名前を呼んでいる人は「知っている人なのに、名前が出てこない」事はありません。知識も同じです。一度覚えた知識も、テスト前には反復して確認しておくと良いでしょう。
「知識を印象に残す事」ですが、例えばやたら声の大きい人とか、非常に話が面白い人などは、「顔と名前が一致しない」という事は起こりにくいと思います。また、「感情とともに覚えた事は記憶に残り易い」という事はありますが、テスト勉強に感情を入れることは難しいでしょう。そこで、5感を使って覚えます。目で追うだけでなく、声に出す、書いて覚える、歩き回りながら覚えるなど、5感を使いましょう。
「記憶を出力する練習」ですが、記憶を溜め込んでも、引き出す練習が不足していると、せっかく覚えたのにテストで分からなかった、という事になります。「記憶を出力する練習」は問題に当たることです。テスト範囲のワークは確実に解いておきましょう。分からなかった問題は解き方を理解して覚えた上で、紙に書いて正解を出せるところまで練習しておきましょう。知識問題なら、人から問題を出してもらって答えるという練習も有効です。
テスト慣れ、出来る問題を先にする、知識の反復、5感を使って覚える、問題にあたる、そのような取り組みで「家に帰って解いて見るとなんでもなく解けたのに、テストの時は出来なかった」という事を予防していただければと思います。
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