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2014年関西地区中学入試について 第4回

2013年11月1日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:2014年中学入試

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

前回は「2014年関西地区中学入試について 第3回」として
「志望校の過去問題をいかに得点力に結びつけるか?」についてお話しました。
今回は、「志望校の過去問題をいかに得点力に結びつけるか?」について
もう少し具体的にお話したいと思います。

過去問題を得点力に結びつけるには、反復による知識の定着が重要です。
暗記箇所は赤本を携帯して繰り返し覚えれば良いのですが、特に工夫が必要なのは「算数」と
「理科の計算問題・水溶液の実験問題・電流回路・地層など、解き方のパターンを覚えなければならない問題」になります。
算数や理科の計算問題等を反復して知識を定着し、得点力に結びつけるには、
下記①②の方法が一般的です。
①弱点ノートを作る。
第1志望中学過去問5年分で、分からなかった問題・間違えた問題をコピーしてノートに貼る。
その下に解き方と答えを書いておく。
「弱点ノート算数」「弱点ノート理科」として常に持ち歩き、時間があれば見直す。
②赤本を常に携帯する。
第1志望中学過去問5年分で、分からなかった問題・間違えた問題にチェックをつけておき、
チェックのある問題の解き方を常に見直す。
特に算数・理科が苦手な場合は、①が良いでしょう。
ノート作りが手間な場合は、入試まで間が無いという事もあり、
コピー・ノート貼りはお母様やお父様が手伝ってあげても良いと思います。
解き方と解答はお子様に書かせましょう。書く事で定着度が高まります。
また、自分の字は見直し易いというメリットがあります。
その際、小さくて乱雑な字は後で見直す気になりません。
少し大きめに丁寧に書くように気をつけさせてください。
この弱点ノートは第1志望中学入試の前日の復習にも使えます。
算数・理科が得意で「分からなかった問題もすぐに理解できて解けるようになる」場合は
②でも良いでしょう。

なお、理科で間違いが多かった分野については、「苦手単元一覧表」を作ってみましょう。
理科のように、単元どうしの関連性があまりない科目は、復習や弱点攻略の作戦が立てやすいのです。
過去問題5年分を行った時点で、間違った問題がどの単元か?をまとめることで、
自分の弱点一覧を作ることができます。
その弱点をもとに集中して、類似問題に取組むことで効率的に教科学力の底上げができます。



第1志望中学の過去5年くらいは2週間くらいでやりあげ、その後は弱点ノート・赤本を
繰り返し見直しながら同時に、併願中学の過去問題に積極的にチャレンジしましょう。
第1志望中学の過去問題を核としながら、入試に対する得点力が増大していくと思います。

<お知らせ>
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京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
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電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。

(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております



この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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