中学入試まであと1ヶ月の注意点
前回は「2014年関西地区中学入試について 第2回」として「志望校の過去問題の取り組み方」についてお話しました。
今回は、「志望校の過去問題をいかに得点力に結びつけるか?」についてお話したいと思います。
志望校の過去問題は何度も繰り返して解きなさい、という事をよく言われると思います。それは、「1回解いて解説を読んで分かった」だけでは、知識が定着していないからです。
まずは第1志望中学について、過去5年分の問題を実際に解いてみましょう。5年分解いてみれば、難易度の把握が出来ると思います。次に過去5年分の問題は完全に把握するようにしましょう。
「一度出題された問題と同じ問題は出ないでしょう。それでも過去問題をそれほど完全に把握しなければならないのですか?」と質問を受ける事があります。
もちろん、一度出題された問題と同じ問題は出題されません。第1志望中学の過去問題を完全に把握するのは、「得点力の核」を作るためです。
第1志望中学の過去問題を完全に把握して、それで受験勉強が終了するわけではありません。「第1志望中学の過去問題を完全に把握する事は、その後、いろいろな中学の入試問題にあたり、得点力を伸ばす際の中心になる部分を作っておく事である」と理解して欲しいと思います。
家庭学習として過去問題に取り組む順序としては、
第1志望中学の過去問題の完全把握→併願中学の過去問題をこなす→余裕があれば第1志望中学と同じくらいの難易度中学の過去問題に取り組む
という流れになると思います。
これまでお話したことは、あくまで家庭学習における過去問題の取り組みです。お通いの塾の受験対策はもちろんしっかりこなした上で、志望校の過去問題に意欲的に取り組んでいただければと思います。
次回は「いかに過去問題を得点力に結びつけるか?」について、もう少し具体的にお話したいと思います。
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