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2014年関西地区中学入試について 第2回

2013年10月21日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:中学入試

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

前回は「2014年関西地区中学入試について 第1回」として「ためし受験」についてお話しました。
今回は志望校の過去問題についてお話したいと思います。

「志望校の過去問題にはいつごろから取り組めばよいですか?」という質問を受ける時があります。
お通いの塾から過去問対策についての指導があれば、それに従っていただくことがベストだと思います。
塾から過去問についての言及が無い場合についてお話したいと思います。

すでに10月であり、中学入試解禁日まで100日を切っています。
志望校の過去問題にまだ手をつけていない場合は、すぐに書店で志望校の過去問題集を購入し、
解き始めましょう。
第1志望中学の過去問題集はもちろん、併願で受験する予定の中学の過去問題集も
手に入れる方が良いと思います。
いろいろな過去問題集が出版されていますが、個人的には「赤本」がコンパクトで、
いつも携帯して見直すには使いやすいと思います。

過去問題について「塾から提供されるだろう」とは考えない方が良いでしょう。
塾に頼るのではなく、必要なものは自分で手に入れ、積極的に取り組む生徒の方が、
得点力の伸びは大きいように思います。勉強に対する姿勢として、
「与えられるものを待つ」生徒より「必要なものは自分で手に入れて
積極的、意欲的に取り組む」生徒の方が入試にも、入学してからも強いようです。
中学入試を通じて、お子様にそのような姿勢を身につけさせて欲しいと思います。

過去問題集を購入したら、時間をはかって実際の入試と同じ時間で解いてみましょう。
その上で、間違えた問題、分からなかった問題は、解説を読んで、しっかり理解しましょう。
解説を読んでも分からない時は、塾の先生に質問しましょう。
質問の仕方として効率的な方法をご紹介します。
①しっかり考えれば分かるような内容や、自分で調べて分かるような内容は聞かない。
②どうしても分からなかった問題や間違えた問題については問題・解答・解説及び
自分で解いたノートをコピーして塾の先生に渡す。
その際、自分で解いたノートを使って「自分はここまで考えました」
「ここから先が分かりませんでした」という事を塾の先生に伝える。
③説明してもらう時間のアポをとる。
お子様が集合塾にお通いで集合塾の先生に余裕がないようなら、
入試まで個別指導塾を併用する事も検討する。集合塾で授業を聞き、
個別指導で入試問題のフォローをしてもらう。
塾の先生にいきなり問題を持っていって質問する事は非効率的です。
塾の先生が問題を読み、解き方を考え、解いて解説するまでの時間が無駄になるからです。
また、少し分からなければ何でも塾の先生に質問していると、得点力は伸びません。
依頼心ばかりが強くなって、自分で解くという姿勢が無くなってしまうからです。
まずは自分で考え、解説を読んで一生懸命理解しようとする事が肝心です。
その上で、①~③を試してみて下さい。

次回は、「過去問題を得点力アップにどのように生かすか?」についてお話したいと思います。

<お知らせ>
①京進からのお知らせ
京進HP
②さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
2012年5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。

(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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