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コラム
小学生から学んだ事・・・。
2011年5月28日 公開 / 2014年7月3日更新
みなさんこんにちは、税理士の村田と申します。今日は小学生や中学生を対象とした租税教室についてお話しします。
約10年程前からひょっとしたきっかけで小学校で始めた租税教室を、今ではライフワークのように毎年行っています。時には小学校の教壇に、またあるときは高校生を対象に、また時には生意気盛りの中学生を対象に・・・。
いつも慣れ親しんだ税理士業務とは違い、懐かしい小学校や中学校の教壇に立つということからか、また、いつもは理屈の分かった会社の社長(たまには理屈の分からない社長もいますが・・)と話すのではなく、時には雄叫びをあげる子供達に対して話さなければならないということからなのか、やはり最初はかなり緊張して教壇に立っておりました。
でも勇気を持って一歩踏み出して良かったと思います。「こんなに楽しくて、有意義なものだったら、もっと早くに引き受けたら良かった・・・」と。
そうなんです、純粋無垢な子供達に対して話したことが、即座に反応として返ってくる。日頃接している社長の反応と比べて、おそらく百倍くらい速いその伝達力は一度味わったらやめられない楽しさが潜んでいるのです。
最初に子供達にこう聞きます。 「税金ってどう思う?」
子供達はこう答えます。 「税金って取られるだけやし、いやや・・・」
ここから、税金のない社会の話をしていきます。
「税金がないと警察がない、消防署がない、学校がない、そして公園もない・・・・」これらは全部税金で作られているんだよ・・・。」
「日本という国は春が来たら桜が咲いて、夏になったら海水浴が出来て、秋になったら紅葉がきれいで、冬になったらスキーが出来る。」と・・・。
授業が終わってから、もう一度子供達に聞きます。「税金って大切でしょ」
子供達はこう答えます「僕、大人になったら税金払うわ・・・」
税金は社会を整備するために、絶対に必要な社会的な資本です。この大切さを小学生の頃から勉強することはとても大切だと思っています。そして、私たち大人達は、その税金がしっかりと社会のために使われているかどうかを監視していく義務があることを、子供達を通して、改めて感じるひとときでもあります。
これからも租税教室、お招きがあればどこへでも出向きます。
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