断油は日本にとってビッグチャンス!

人類はこれまで数多くの戦争を経験し、
戦争なき世界を目指して国連を創設し、さまざまな取り組みを続けてきました。しかし、それでもなお戦争はなくなっていません。
この原因は、国連という制度そのものにあるのではなく、人間の恐怖心に根差した思い込みにあります。
なかでも象徴的なのが、「核兵器」への過剰な怖れです。
核抑止力という考え方がありますが、人間の恐怖心に基づく思い込みが和らがない限り、核は真の抑止力にはなりえません。
恐怖心そのものは、人間である以上、誰もが持つものですし、完全になくすこともできません。なぜなら、それは生きるために必要な心の働きだからです。
大切なのは、恐怖心をなくすことではなく、それに振り回されないことです。
これは私自身の体験に基づく仮説ですが、人は自身の心音に耳を澄ますことで、その恐怖心をやわらげることができます。
私たちは明確な存在根拠を持たないまま、一日に約10万回も心臓を拍動させています。その心音を自ら聴くとき、不思議な感覚に包まれながら、自分が「響く存在」であることを、現前性をもって覚知します。
そして、他者もまた同じように「響く存在」であることに気づき、互いに響き合いながら共に生きる――「響存共栄」が自然な感覚として立ち現れてきます。
もし約80億人の人々がこの感覚を持つことができれば、人類がこれまで積み上げてきた法や秩序を守ることは、決して難しいことではなくなるでしょう。さらに、それらを現実に即したかたちへと柔軟に更新していくことも可能になります。
戦争を終わらせるのは、核の抑止力ではありません。
人間の恐怖心をやわらげる「心音聴覚(自身の心音を聴診器などで聴くこと)」が、その鍵になります。
人間である以上、争いそのものを完全になくすことは難しいかもしれません。
しかし、心音聴覚を一人ひとりのライフスタイルに取り入れることで、争いの行き過ぎを抑えることはできるはずです。


