Mybestpro Members

矢田倫基プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

破産を強制される「債権者破産」

矢田倫基

矢田倫基

テーマ:自己破産

自己破産 債権者破産
破産の申立てをすることができるのは、債務者に限られたことではありません。
債権者からの申し出によって債務者を破産させることもできます。
これを「債権者破産」と言います。

債務者が支払い不能であるにも関わらず自己破産をしない場合に、債権者が債務者を強制的に破産させてしまうわけですが、どうして債権者はそうさせるのか・・・。

破産は全ての財産を清算します。
マイナスの財産だけでなく、プラスの財産がある場合、その財産は原則債権者へ平等に分配されます。
この分配によって債権者が得るお金のことを「引き当て金」と言うのですが、この引き当て金を得るために債権者は債務者を破産させるのです。
また、引当金のメリットだけでなく、債権者にとって回収できないお金を経理上、損失処理できるメリットもあります。

しかし、この債権者破産、財産の回収見込みがたたない(マイナスの財産しかない)場合、特に個人の破産になると、債権者にとってはあまりメリットのある申し立てではありません。

また、予納金が非常に高く(80万円~)、余程のことがない限りこれが行われることはありません。
ですので、破産は債務者自身が申し立てしない限り、他から強制されることは現実的にはないのです。

以上、『破産を強制される「債権者破産」』のお話しでした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『法律相談から不動産売却まで安心ワンストップ』
公式ホームページはこちらです。
烏丸リアルマネジメント株式会社
代表相談員 矢田倫基 / 司法書士 矢田明日香
電話相談:フリーダイヤル 0120-570-400
メールでのご質問・お問い合わせは こちら

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

矢田倫基
専門家

矢田倫基(不動産コンサルタント)

烏丸リアルマネジメント株式会社

首都圏・関西圏で1000件以上の経験をもとに最善の条件での売却を実現。不動産と法律のプロが幅広い選択肢を提案し法的手続きまで対応。心理学の知識を生かした「心のカウンセリング」で生活再建を支援する。

矢田倫基プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

生活再建を支援する任意売却のプロ

矢田倫基プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼