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平井良祐プロのご紹介
建築は人と文化、歴史に寄り添って設計していくものである(1/3)
クライアントが自身の空間に対する思いを自ら語れる建築を提案
建築家の平井良祐さんは、京都市内で「HANA architects&associates 一級建築士事務所」を主宰。店舗や飲食店などの小さなスケールの設計から、共同住宅や学校校舎などの大きなスケールの設計も手掛けています。
「施主自身がどういう思いでこの空間を作ったのかを話せる建築にすることをモットーに設計しています」
ヒアリングでは、施主との何気ない雑談からキーワードをすくい上げ、設計の方針を決めます。
「とある飲食店の設計で、テナント内で屋台をコンセプトに店舗を考えたいという話をいただきました。『屋台とは何か』について話し合い、『屋外』『客同士の距離感』『暖簾をくぐる』『勾配屋根』など、屋台を体現する状況や行為を言語化・抽出し、設計を行いました」
平井さんは、入り口に扉を設けず前面歩道から店内が連続する計画とし、店内は全てカウンター、天井からは屋根を吊り、暖簾をかけ、テナント内でありながら屋外屋台に居るような空間に仕上げました。
他にも、大阪市内に曼荼羅をコンセプトとしたサロンを計画したり、京都市内に古民家の様相を取り込んだレストランを計画したり、文化や歴史を取り入れた案件も。
「建築は文化や歴史にも依存します。人々はこれまで培ってきた文化の中で、無意識的に発動する感覚を遺伝子レベルで持っています。例えば日本人は森に囲まれた神社を訪れた時、何か心の中で感じるものがあると思います。また、建築は歴史が積層された都市の中にあります。そのため特に建築の外観は、都市の文脈を読む必要があります。このように外的環境もコンセプトと共存させながら設計をすることも大事にしています」
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