マンションライフを快適に196
今回は、排水設備その15から進めて行きます。
排水設備
前回は、点検が大事とお話させていただきましたが、
今回は、工事の場合のお話をさせていただきます。
工事をする事になれば、どの程度悪いのか。「既存の配管を利用して工事できるのか」「新たに配管を設置しなければいけないのか」。その工事の際に、縦管・各住戸横引き管を工事するのか等を見積をして考えて行く必要があります。
既存配管が使用できる場合
配管ライジング工事
既存管内部を綺麗にし、配管内に被覆を巻き再生させる方法。
排水管・給水管もそうですが、細かいピンホール(最近のマンションでは排水管を塩ビ管が使用され錆びる事は無くなってきました)からも水が漏れる可能性もあります。
カメラ等に映ればいいのですが、細かいピンホール等は映りません。
実際に使用していて水漏れが発生してらでないとわかりません。
内部をのぞくと、スケールが付き配管の状況が分からない場合があります(綺麗に流れる場合はスケールが少なく、溜まり気味になる場合はスケールが多く付く傾向がある)。
工事自身も建物の大きさにもよりますが、2~3日で完了する事もあり、一番工事期間が短い工法となりますが、排水制限が必要となります。
配管交換方法
既存配管を取り、新たに排水管を設置しないといけない場合の工事パターンは相当数あり、どの範囲を工事するかにより変わります。
一番大切なのは、日常生活になるべく支障をきたさない様にするを考えて工事する事が必要です。
共用横引き管のみ交換する場合
敷地の大きさ・工事のしやすさ等により変わりますが、新配管を設置後に切り替えする場合や、バイパスを設置する場合、排水制限をかけて排水管を工事をする場合もあります。
全体の排水管を取り換える
工期を何期かに分けてする必要が出てくる、各フロアを配管を貫通させる必要がある為、相当時間を要します。
また、住戸の横引き管を交換するのか、接続点だけを工事するのか、費用はどうするのかを決めてから進めて行きます。
※準備の時間かかり、大変時間が掛かります。
予定している業者には、ある程度の経験があり、全ての工事についてもそうですが、業者との信頼関係を築けるのが大切になります。
単発工事だけを受注させるのと、ある程度の専属として工事をさせるのでは、後者の方が親身になって考えてくれると思います。
近年の物価高騰等のも考慮に入れ、進めて行く事も求められ、管理者等になれば非常に困難な選択をしなくてはいけません。
次回は、その他の金物その1から進めて行きます。