マンションライフを快適に161
今回は、その他の金物その10から進めて行きます。
その他の金物
丁番・引き出しレール
丁番(室内側)
扉が設置されている場所(玄関扉・各部屋扉)には、開けられえる様に吊元に丁番が扉・枠に設置されます。
丁番は、建具の付属部分ともされますが、出入りする為の大変重要な金物です。
空気の入れ替え等で、リビングサッシ扉・洋室サッシ扉を開けた時に「バタン」と扉が閉まってしまう場合もあります(玄関扉の丁番は長年使う事で変形する場合があります 次回以降で)。
何度も「バタン」と閉まれば、丁番が曲がる事があります(一度で丁番が曲がる場合もある)。
丁番が曲がっているかの確認
曲がっている事を確認できるのは、ひどい場合は、扉が枠に当たり閉まらない事になります。
また、閉まっても隙間が上と下で違う場合もあります。
丁番が閉まりきらなかったり(新築の調整でも丁番が隙間が少しあいている場合もある)する事で、扉が少し開いた状態になり、扉と枠の隙間が違う場合もあります。
曲がっていれば
扉が閉まらない位変形していれば、新しい丁番と交換をして下さい。
また、枠内に収まるが、上下の隙間が違う場合などは、丁番の入れ替え(車のタイヤの前後の入れ替えと同じ)で収まる場合もあります。
扉は通常、丁番3枚吊りか2枚吊りとなっています。
扉を開いた状態で、建具下(両サイド)にパッキンをかまし、扉が動かない様にします。
上部の丁番を外し(その他の丁番はついたまま)、丁番を閉じたときに綺麗に閉じられるか、変形して綺麗に閉じられないかの確認を行います。
綺麗に閉じられない場合、衝撃で曲がるのであれば、丁番自身が強い事ではないので、金づちで少々叩けば
曲がり(手で曲げられる丁番もあり)を解消できる場合もあります。
丁番を取り付けているのは木ネジですので、木ネジを取り(枠側から木ネジを抜いてください)
丁番は、平板2枚を丸い部分で動くようになっている為、建具側から取ると、重力で取れて落ちる場合もあり、気を付けないと床仕上げが傷つく場合もあるので注意が必要です。
再度取り付ける場合
枠・扉の芯材は、パーチ(木くずの寄せ集め)が多いので、再度木ネジを入れる場合、つまようじの先を入れて再度木ネジを打つなどして、少し穴を狭くして、取れにくくしましょう。
あまり、沢山入れすぎると、穴が避けて枠が割れる場合もあるので気を付けて下さい。
木工ボンドのみを枠に入れる場合などは、綺麗に乾燥しなければいけませんので時間が必要となります。
作業が細かく素人さんでは難しい場合もあるので
細かい作業となるので、費用はかかりますが、プロにまかせた方が安全です。
大工さんにお願いして、丁番を取り替えてもらいましょう。
次回は、その他の金物その11から進めて行きます。