マンションライフを快適に228
今回は、バルコニー手摺 その10から進めていきます。
コンクリート手摺
外壁仕上げ
コンクリート手摺の場合、外部でも内部でも仕上げが必要となります。
外部は、全体の仕上げ材をパース等で確認しながら、バランスを考え仕上げをしていきます。
全体的にタイルで工事されていれば、手摺壁もタイル工事をする事が多いです。
また、そのほかに塗装でされる場合等、色々あります。
手摺壁がタイルの場合
BELCA(ベルカ)ではタイルの浮きに関しては、築年数×0.6%が目安としています。
10年ですと6%の浮きが出るということになります。
大規模修繕時に全体のタイルを打診し、総タイルに対して何%浮きがあるかを確認します。
BELCA(ベルカ)とは公益社団法人ロングライフビル推進委員会ホームページより
BELCAは 設立以来、建築物のロングライフ化に関連する様々な調査・研究を行ない、ビルのロングライフ化に資する指針・基準等やデータ等を整備し、情報発信を行なっています。
タイル以外にも様々な仕上げ材の耐久性を検証しているので一読を。
BELCA(ベルカ)はあくまでも基準です。
施工の条件によっても変わりますので、一概に言えませんが、10%を超えれば多すぎると判断できます。
居住者が出来る事は、「見る」だけです。その見るが一番大切です。
チラッと見るだけでもいいです。
タイルは、手摺壁についている状態から直ちに剥がれる事は少なく、タイル(+ノリ)の重さで
コンクリート躯体より少し離れて(数ミリ~1センチ程度)、目地で剥がれない様にもっていたりします。
上からのぞくと、剥がれそうな場合、明らかに膨らんでいるのがわかります(打診しないとタイルの浮きかどうか確認できない場合もあります)。
違和感を感じれば、管理員にお知らせください。それを聞いた管理員は、まず安全確保(下を人・車等が通らないか・下階がある場合などは不必要にバルコニーに出ない様話する等をして下さい。必要な場合は、なるべく部屋側を歩く等お願いして下さい)。
次回は、バルコニー手摺 その11から進めていきます。