マンションライフを快適に18
今回は、給水方法 その6から進めて行きます。
給水管
埋設管
水道局→受水槽・給水ポンプ→マンション内に入るまで等、地面に出ていない場所に埋設(土の中・専用ピット)に設置される給水管。
土中に埋設すると、配管が悪くなれば掘り返し、接続し直す必要があります。
車路がある場合、車路を通行止めにして、受水槽から建物、水道局から受水槽までを掘り返し、配管を取替する必要が出てきます。
配管を復旧する間に、水道局→受水槽の間で破損すれば、受水槽に約1/2の水はあり、供給されるが、受水槽→建物までの間が破損した場合(高置水槽があれば全体の1/10程度は出る)、なければ断水となります。
水道管には水圧が掛かり、最初は少量の水が出る程度ですが、時間がたつと段々と被害が広がります。
水道局の親水道メーターには、「水漏していませんか。」雫型の液晶で警告される場合があります。
その場合、常時どこかで常時水が出ている事を示します。
ほとんどのマンションでは、親水道メーター(各子水道メーターには水漏れを掲示する機能なし)にデジタルメーターを使用して、地表で確認できるようになっています。
皆さんも、敷地に入る部分(植え込み等)に設置されているので、通りがかりに見てください。
電食
埋設管(以前はガス管・水道・消火用共)外部が金物そのままで施工されていて、電食により配管に錆が発生し、穴を開ける等の被害が発生している事で、現在は、硬質塩化ビニルを被覆させた管を使用(ガス管は別)する事で電食を防ぐ様にしています。
以前にくらべ、水漏れが起きにくいとされていますが、将来的に入替が必要となってきます。
大規模修繕でも、1~2回目の大規模修繕で計画されていません。
劣化して、水漏れがしないと中々取替に踏ん切りがつきません。
また、給水管の入れ替えとなると、別ラインで新配管を構築し、切り替え後、旧配管を撤去する必要がある為、費用・時間が掛り、地中にある事で目に見えない事もあるので、対応が遅れがちです。
次回は、給水方法 その7から進めて行きます。